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車検が通らない原因は?不合格になりやすい項目と対策を紹介

2025.7.30  よくあるギモン, 知っておきたい話, 車検基本情報 

車検が不合格になる理由として、構造や寸法の不適合、ガラスの透過率不足、ライトの不具合、機能部品の故障など、色々な原因があります。
そこで車検で不合格になった場合は、車検合格のために対処する必要があります。
この記事では、車検が通らない主な原因と対処法を解説します。
車検に通らず困ることが無いようこの記事を参考にしてみてください。

目次

車検に通らない主な原因

車両の構造

まず、自動車の構造が法令で定められた基準を満たしていないと、車検が通りません。
改造などで構造を変更している場合は、正規の状態に戻す必要があります
違法改造が見つかった場合は早急に修正しなければなりません。

  • ✅ 車両総重量が規定値を超えている
  • ✅ 違法改造によるフレームの変形

構造変更が大きい場合は、別途の申請が必要です
不備の程度によっては専門業者への依頼が必要となる場合があります。

車両の寸法

全長や全幅、全高などの寸法が法令の基準を逸脱すると不合格になります。
車高を極端に下げている場合は、最低地上高9cmを下回っていないか確認してください

  • ✅ 車高が地面から9cm未満
  • ✅ 全長・全幅・全高が許容範囲外

ローダウンや大幅なカスタムをしている場合は、事前に法定サイズを再チェックする必要があります
ローダウンのほかに、タイヤを八の字に傾けている場合なども保安基準を満たさないと判断されます。

ガラスの可視光透過率

フロントガラスや運転席側の窓は、可視光透過率70%以上を満たす必要があります。
透過率を下回るフィルムを貼っている場合は剥がすか貼り替えてください

  • ✅ スモークフィルムが基準を下回っている
  • ✅ フロントガラスの劣化やキズ

事前に透過率を測定しておくことが大切です。交換や剥がし作業に時間がかかる場合もあるため、余裕をもって準備してください。
フロントガラスのフィルムも、ものによっては保安基準を満たす種類も存在はしますがガラスに貼った後の経年劣化などでも保安基準から外れてしまうことも考えられます。

💡ポイント:
フィルムは後席側のガラスのみにして、フロントガラスには貼らないことを強くお勧めいたします。

カーテンの設置

夏の暑さ対策に運転席、助手席の窓ガラスにカーテンを取り付けている人がいますが、これも車検不合格となります。
フロントガラス、運転席、助手席のガラスには取り付けてよいものが法律で定められています。
カーテンはその中に含まれていないため取り付けてしまうと違法になり保安基準を満たさないと判断されてしまいます。
工夫によっては保安基準を満たしたままカーテンを取り付けることも可能ですが、かなり条件が厳しいです。前方の3面にはカーテンを取り付けないのが間違いありません。

ライトの不具合

ヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーなどは規定の光量と色をクリアしていなければなりません。
光量が不足しているライトや色合いが基準を外れているランプは交換が必要です

  • ✅ ヘッドライトの経年劣化
  • ✅ LEDやHIDの不適合品の使用

カバーのくもりやひび割れも不合格の原因になります
定期的に点灯確認をして早めに対処しましょう。

ウィンカーの不具合

既定の色、点灯速度などの基準がウィンカーには定められています。
そこから外れた場合は車検不合格となります。

ウィンカーの電球切れ(玉切れ)などで正常にウィンカーが点灯しない場合も不合格となります。
よくあるのが流れるウィンカーに後から交換をしたパターン。
ウィンカーの点灯パターンが保安基準から外れており車検不合格となるものです。
後から社外品のライトに交換をした場合は、そういった部分も頭に入れて事前に整備工場に確認をしてもらうとよいでしょう。

タイヤの摩耗

過度に摩耗したタイヤはグリップ力が低下するため、不合格と判定されます。残り溝が1.6mm未満のタイヤは車検不合格となります
他にも

  • ✅ タイヤの溝が大きくすり減っている
  • ✅ タイヤの一部分が大きくすり減っている(偏摩耗)

このような状態でも車検不合格となる可能性があります。
車検の保安基準は1.6mm以上ですが、タイヤ交換を検討する目安は4mmを下回ったタイミングです。

💡ポイント:
摩耗を軽視すると安全性が大きく損なわれます。車検前に早めのチェックをおすすめします。

タイヤの損傷

タイヤのひび割れや損傷も不合格の要因です。亀裂や異常摩耗が見られる場合は交換を検討してください

  • ✅ サイドウォールの割れや膨らみ
  • ✅ 釘や異物が刺さっている状態

空気圧管理や定期点検によって損傷リスクを減らすことが重要です

機能不良の原因

車検では安全性を確保するため、車両の機能面も厳しくチェックします。
不具合が見つかれば修理や部品交換が必要になります

オイル漏れ

エンジンやトランスミッションなどからのオイル漏れは重大なトラブルに直結する可能性があります。
オイルがにじんでいる程度でも、漏れが進行している場合は不合格になるリスクが高いです

  • ✅ オイルパンやガスケットの劣化
  • ✅ シール類の破損

パッキンやガスケットを交換し、エンジンを保護する必要があります。

マフラーの排気音

排気音が規定以上に大きいと不合格となります。
普通自動車、軽自動車それぞれに規定値が設定されており、それを超えない必要があります。また、マフラーの排気音は、車種や年式によって異なる規定があります。
加速騒音規制により、基準を超える排気音は車検不合格となりますので、注意が必要です。

  • ✅ 社外マフラーの基準外品
  • ✅ マフラー穴による異音

騒音対策として純正マフラーへ戻すなどの方法があります

マフラーの取り付け状態

マフラーが地面から9cm以上の高さを確保し、しっかり固定されていることも重要です。
取り付け位置が低すぎたり、ブラケットが破損していると不合格です

  • ✅ ゴムマウントの劣化
  • ✅ 車体との接触による振動や異音

固定具の交換や高さ調整が必要になるケースがあります

クラクションの故障

クラクションが正常に作動しないと警音器としての役割を果たせず、不合格となります。
音量が基準範囲外の場合も修理が必要です

  • ✅ 音が鳴らないようになっている
  • ✅ 一定の音色になっていない

こういった場合は保安基準の適合外となってしまいます。

ワイパーの劣化

ワイパーゴムが劣化していると、フロントガラスを正常に拭き取れません。
拭き残しがあると視界不良の原因になり、不合格につながる上に、事故の発生率を挙げてしまいます。
そのため交換が推奨されます

  • ✅ ゴムの硬化やヒビ
  • ✅ ゴムが切れるなどの破損
  • ✅ ワイパーブレードの変形

雨の日の安全走行に直結する部品なので、こまめな交換が必要です

ウォッシャー液不足

ウォッシャー液が不足しているとフロントガラスの汚れが落ちにくく、安全な視界を保てません。
噴射ノズルの詰まりにも注意してください

  • ✅ タンクの亀裂やホースの劣化
  • ✅ ウォッシャーポンプの故障

定期的にウォッシャー液を補充し、噴射状態を点検することが大切です

その他の不備

法定基準を満たしていても、書類や手続きに不備があれば車検は受け付けられません。
基本的な必要書類や反則金の支払い状況を事前に確認してください

必要書類の不足・紛失

車検証や自賠責保険証明書、自動車納税証明書などが揃っていないと車検そのものが受けられません。
紛失した場合は早めに再発行手続きを行ってください

  • ✅ 車検証の再発行手続き
  • ✅ 納税証明書の取得手続き

印鑑や免許証など、本人確認に必要なものも忘れないようにしましょう
特に、車検の直前に自動車税の納税をしたため納税の確認が取れないというケースが非常に多くあります。
車検には納税証明書を必ず持っていきましょう。

反則金の未払い

駐車違反や交通違反による反則金が未納だと、車検は通りません。
未払いがある場合は完納するまで車検に合格できないので、早めの手続きを行ってください

  • ✅ 反則金納付書の確認
  • ✅ 反則金完納証明の取得

反則金の支払いは銀行で可能です
手続き漏れがないよう注意が必要です。

発煙筒の有効期限

有効期限が切れていても車検不合格の理由にはなりませんが、緊急時に使用できない可能性があります。
期限切れでも携行することは可能ですが、劣化により点火しない場合があります。
そして車検場の検査員によっては発煙筒の有効期限を指摘するケースもあるため、新しい発煙筒に交換しておくことが望ましいです。

「車検適合」の部品でも要注意

劣化していたり、取付けの不具合、検査員の判断によっては車検に通らない場合もあります。
対策として、部品の定期点検や交換、専門家による取り付け確認を推奨します。
車検適合品という言葉を鵜吞みにせず、必ず専門家に確認をしてもらいましょう。

車検に通らなかった後の対応

車検に通らなかった場合でも、原因を特定して適切に対処すれば再度車検に合格する可能性は十分にあります。当日の再検査が可能なケースや、一時的な限定自動車検査証を発行できるケースもあります

当日中の再検査

軽微な不備であれば、同日中に修理して再検査を受けることができます。追加手数料はかからず、最大3回まで再検査が可能です。

  • ✅ ライトバルブの交換
  • ✅ 書類の不備修正
  • ✅ ウォッシャー液補充

車検場の近隣で簡単な整備ができる店舗を利用すると、短時間で修理できるケースがあります。

期限切れ時の新規手続き

検査有効期限を過ぎてしまった場合は、新規の車検手続きを行わなければなりません。
通常の受検費用や手数料がかかる上、違反金の発生リスクも高まります。

  • ✅ レッカー移動による整備工場への搬送
  • ✅ 仮ナンバーの取得

できる限り期限内に不合格項目を改善して再検査を通すほうが費用面でも手間の面でも有利です。

まとめ

車検に通らなかったときは、原因を特定し、必要な修理や書類手続きをすみやかに行うことが重要です。
通らなかった後は、当日中の再検査が選択肢になりますが、期限を過ぎると新規手続きが必要になり費用も大きく膨らむ可能性があります。事前の点検と早めの修理対応を心がけることで、車検をスムーズに通過しやすくなるでしょう。

車検をお考えの方は、さいたま市で数多くのお客様に信頼されている「カーライフステーション車検」にお任せください。指定工場による短時間車検、国家資格整備士による安心・安全な車検を提供し、迅速で高品質なサービスを実現しています。詳しくは、カーライフステーション車検をご覧ください。

車検期間の確認方法といつまでに依頼するべきかを解説

2025.7.22  よくあるギモン, 知っておきたい話, 車検基本情報 

車検の有効期間を把握していないと、罰則や保険無効のリスクが生じます。
この記事では、車検有効期間の確認方法と2025年4月からの新制度、そして車検切れがもたらす影響や対処法について解説します。
そして期間を逃さずに適切に車検を受けるためのポイントもお伝えします。

目次

車検有効期間の確認方法

車検の有効期間を正しく理解しておくことは、自動車所有者にとって欠かせません。
期間を過ぎたまま運転すると、罰金や懲役などの厳しい処分を受ける可能性があります

車検証の確認

もっとも確実な確認手段は車検証を見ることです。
「有効期間の満了する日」欄に記載された日付が車検の期限となります。

例えば、車検証に「令和5年6月30日」と記載されていれば、令和5年6月30日までが自動車の車検有効期間ということになります。

電子車検証の場合

2023年1月4日から普通自動車の電子車検証の交付が始まりました。
翌年2024年1月には軽自動車の電子車検証の交付も始まり、多くの車で電子化された新しい車検証に切り替わっているかと思います。
新しい車検証には、車検満了日や登録車の名前など、都度変化する情報は記載されていません。
車検証で車検満了日を確認する際は専用のアプリを使って読み取るか、車検証に付属している「自動車検査証記録事項」という紙を見る必要があります。

💡ポイント:
自動車検査証記録事項はいずれ廃止されることが決まっています。今のうちから車検証アプリの使い方に慣れておきましょう。

車検ステッカーの確認

フロントガラスに貼られている車検ステッカーも手軽な確認手段です。
ステッカーは運転席側から見える位置に貼ってあります。

💡ポイント:
助手席側に貼ってある丸いステッカーは車検ステッカーとは異なるため、間違えないようにしましょう。

自賠責保険証の注意点

自賠責保険証にも保険期間が記載されていますが、必ずしも車検の期限と一致するわけではありません。
自賠責保険と車検の期限は別物として考えてください
誤解を避けるためにも、車検証の内容を必ずチェックしましょう。

車検のタイミング

車検を受ける時期を誤ると、法的リスクに加えて、混雑期に予約が取りづらくなるなどのデメリットが生じます。
その為早めの予約が最善策です
車検の残りが3か月を切ったあたりで予約するように動くとスムーズにいくでしょう。

2025年4月からの新制度

現行制度では満了日の1か月前から車検を受けられます。しかし2025年4月からは満了日の2か月前から車検可能となります。そして次回満了日は従来通り変わりません。例えば、満了日が6月30日であれば4月30日以降から満了日までに受けると、次回満了日は6月30日のままです。

時期の選択

車検時期を決める際は、以下の点に気をつけましょう。

  • ✅ 車検証や車検ステッカーで有効期間を再確認する
  • ✅ 年度末や月末は混雑が予想されるので、余裕を持って予約する
  • ✅ 車の使用頻度が高い場合は期限を過ぎると運転できなくなるため、早めの車検を検討する

混雑期への対処

混雑する時期を避けるには、車検可能期間が広がる新制度を活用すると便利です。できるだけ早い段階で予約を入れることが混雑対策の鍵になります。

  • ✅ 複数の車検実施場所の空き状況を確認し、混雑の少ないところを選ぶ
  • ✅ 電話やオンラインで事前に問い合わせをして、予約可能日を早めに押さえる

車検切れの影響

車検の期限が切れた状態で公道を走行すると、重大な違反行為となります。罰金刑や懲役刑が科される可能性があるため非常に危険です

法的リスク

車検切れでの走行は道路運送車両法に反するため、厳しい罰則の対象となります。安全基準が保証されていない車両を運転する行為として重くみなされます

自賠責保険との関係

車検が切れると、事故時に自賠責保険が適用されないケースが多くなります。多額の賠償金を自己負担せざるを得ない可能性があるため、絶対に車検切れを起こさないよう注意が必要です。

車検切れへの対応

万一車検が切れてしまったときは、速やかに適切な手続きを行う必要があります。仮ナンバー((自動車臨時運行許可番号標))を市区町村役場で申請し、取得すれば、公道での走行が一時的に許可されます。ただし、有効期間は通常5日以内であり、使用目的も車検受検などに限られるため、計画的に手続きを進める必要があります。

仮ナンバーの取得

仮ナンバーを取得し、有効期間中に車検場へ移動して車検を済ませましょう。仮ナンバーの有効期間は短いため、素早く予約や整備の段取りを進めましょう。

状態 必要な行動
車検切れ
  • 仮ナンバーを取得
  • 車検予約
車検有効
  • 期限内に受検予約
  • 混雑を避けた計画的な整備

車検の予約を忘れずに

車検の期限を過ぎると、違反となり罰則の対象となります。また、自賠責保険の更新もできなくなるため、二重の違反を犯す可能性があります。仮ナンバーを取得してから車検場に移動するなど、適切な手順を踏む必要があります。

したがって、期限を確実に把握し、余裕を持って車検の予約を入れることが大切です。2025年の制度改正により、車検のタイミングが柔軟になりますが、それでも混雑を避ける為にも早めに予約することが重要です。安全運転と法令遵守のために、計画的な車検を心がけましょう。

まとめ

車検の有効期間を把握し、期限を守ることは自動車の安全運行と法令順守のために欠かせません。2025年4月からは満了日の2か月前から車検が受けられるようになったため、混雑回避や早期予約がしやすくなります。車検切れを起こすと厳しい罰則に加え自賠責保険も適用外となる可能性があるため、期限を過ぎないよう、計画的に車検を受けるようにしてください。

車検を受けられなくなる前に、ぜひカーライフステーション車検をご利用ください。国家資格の整備士が、高品質で迅速な車検を行います。カーライフステーション車検の詳細をご確認の上、余裕を持ってご予約をお願いします。

車検時は代車が出る?借りられる場合の保険と費用を解説

2025.7.22  よくあるギモン, 知っておきたい話 

日頃から車を利用している方にとって、車検の際に代車を借りることができるかは大切な検討事項だといえます。代車の有無や費用は整備工場や店舗によって異なるため、事前に内容を確認しておくことが重要です。

この記事では、車検時の代車に関する概要や手続き、保険、費用、注意点などを解説します。

目次

代車を借りる際の流れ

車検で愛車を預けるとき、日常的に車が欠かせない方は代車を利用するケースが多いです。ここでは、車検時に代車を借りる手順を解説します。

代車の種類

車検時に利用できる代車は、下記のようなパターンに分けられます。

  1. 整備工場や店舗が無料で貸し出す代車
  2. 整備工場や店舗が有料で貸し出す代車
  3. レンタカー会社を紹介され、そこから借りる代車

無料代車は台数が限られていることが多いため、予約必須となるケースが多いです。有料の場合は車種や期間によって料金が異なります。

事前確認の重要性

ディーラーは必ずしも台車を用意しているわけではないため、ディーラーや整備工場が代車を用意しているかは、必ず事前に確認する必要があります。業者によっては代車を提供していない場合もあるため、車検を申し込む際にしっかり問い合わせることが大切です。

予約の重要性

車検が集中しやすい3月や9月などの時期は、代車が予約で埋まりやすくなります。早めに予約を行うことで、必要な期間に代車をスムーズに確保できます。

代車利用時の手続き

代車の手続きには以下のような流れがあります。

  1. 代車の有無や費用、保険内容を事前に確認する
  2. 予約が必要な場合は早めに手続きをする
  3. 当日は免許証や必要書類を持参し、店舗で説明を受ける

万が一の事故やトラブル時の連絡先なども、このタイミングで必ず確認しておきましょう。特に保険の適用範囲は重要であり、自己負担リスクを避けるために内容を把握することをおすすめします。

代車の保険

車検時に借りる代車は、整備工場やディーラーの保険に加入している場合と、利用者が自分の保険を適用する場合があります。ここでは、保険の基本的な考え方を整理します。

車両保険の適用範囲

他車運転特約を利用するケースを想定しており、事故時の補償内容はユーザー自身の保険に左右されることがあります。また、店舗の保険が付帯されていても、免責額の設定や車両保険が含まれない可能性があります。

無料期間の場合

整備工場によっては、一定期間だけ無料で代車を貸し出す場合があります。台数に限りがあるため、ほとんどの場合は予約が必須です。無料期間が終了すると有料に切り替わることがあるので、利用予定の期間をあらかじめ確認しましょう。

有料期間の場合

無料期間を超えた場合や、もともと有料でしか代車を扱っていない店舗では、1日あたり数百円~数千円程度の費用がかかることがあります。車種や地域によって料金に差があるため、見積もり段階で金額を把握しておくことが大切です。

費用相場

一般的には、軽自動車なら1日500円~1,500円、普通車なら1,000円~3,000円程度が相場といわれています。高級車や輸入車の場合は、1日3,000円~1万円程度となることが多いです。

費用の要因

代車の費用を左右する主な要因は以下の通りです。

  • 貸し出す車のグレード
  • 繁忙期かどうか
  • 業者の規模やサービス内容
  • 地域性

大手ディーラーは高級車を用意するケースがあり、その分費用も上がる傾向があります。

代車利用時の注意点

代車は便利なサービスですが、利用にあたっては押さえておくべきポイントがあります。ここでは、借りる前から返却時までの注意事項をまとめます。

代車の状態確認

受け取り時には必ず車両の外装や内装をチェックし、傷や汚れがあれば写真や動画で記録しておくことが望ましいです。返却時に余計な修理費を請求されないよう、借りた時の状態を明確にしておくことが大切です。

ガソリン補充

店舗によっては「満タン返し」が原則となる場合があります。借りる前にガソリンの残量を確認し、同じ状態で返却するようにしましょう。返却時に不足分をまとめて請求されるケースもあるため、使用燃料を把握しておくと安心です。

洗車について

洗車の扱いは店舗の方針によりますが、極端に汚れていなければ洗車せずに返却できることもあります。事前に確認し、必要があれば返却前に洗車を行うとよいでしょう。

チャイルドシートの扱い

代車にはチャイルドシートが標準装備されていないことがほとんどです。お子様を乗せる場合は、自前のチャイルドシートを取り付けなければなりません。取り付けに不慣れな方は、事前に店舗へ相談しておくと安心です。

代車の受け取りから返却までの流れ

代車を借りる際には、手続きの流れを理解しておくことでスムーズに進められます。一般的な流れは以下の通りです。

  1. 代車の有無や料金、保険の適用範囲を事前に確認する
  2. 予約が必要な場合は、車検日が決まり次第早めに手続きを行う
  3. 借りる際には、免許証や契約書類を持参し、代車の状態をチェックする
  4. 利用中は走行距離制限や燃料の取り扱いなど、業者のルールを守る
  5. 返却時には、ガソリン補充や車両の清掃を行い、契約通りの状態で返す

代車の走行距離制限と追加料金の発生条件

一部の業者では、代車の利用に走行距離制限を設けている場合があります。これは、代車の消耗を抑えるための措置であり、超過した場合には追加料金が発生することがあります。

一般的な走行距離制限は1日あたり50km~100km程度ですが、業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。また、遠方への長距離移動を予定している場合は、事前に業者へ相談し、追加料金の有無を確認することが大切です。

トラブル発生時の対応

代車利用中に事故や故障などのトラブルが起きた場合は、自己判断で修理工場へ持ち込まず、まずは借りた店舗に連絡してください。保険の適用範囲や修理費の負担などは、業者や保険内容によって異なります。状況によっては保険が利かないケースもあるため、早めの連絡が重要です。

代車利用形態 保険・費用の特徴
店舗独自の保険付き 免責額がある場合が多い
他車運転特約を利用 利用者自身の保険が適用
無保険での利用 万が一の自己負担リスクが非常に高い

まとめ

車検の際に代車を活用すれば、日常の移動手段を確保しつつ車両整備を進められます。代車には無料期間と有料期間があり、保険内容や費用体系も業者によって異なります。事前に代車の台数や保険の適用範囲を確認し、ガソリン補充や洗車、チャイルドシートの設置などのルールも把握しておくとトラブルを未然に防げます。万一トラブルが発生した場合は自己判断せず、まずは借りた店舗に連絡してください。車検をご検討の方は、さいたま市で多くのお客様にご利用いただいている「カーライフステーション車検」も選択肢の一つとしてご覧ください。
指定工場のため、最短60分の代車不要で迅速かつ高品質なサービスをご提供できます。

タイヤ溝が原因で車検に通らない理由とできる対策を徹底解説

2025.7.19  よくあるギモン, 知っておきたい話 

タイヤは車検において最も重要な点検ポイントの一つです。溝の深さが基準を満たさない、ひび割れや変形があると危険な走行につながりかねません。

この記事では、車検でのタイヤの基準と、点検・交換のタイミング、適切な管理方法について詳しく解説します。タイヤの状態を整えることで、安全運転を実現し法令違反を避けられます。

目次

タイヤの状態を保つことはなぜ重要?

安全性の確保

タイヤは車両と路面の唯一の接点であり、その状態が適切でないと車両がスリップしたり転倒して重大な事故につながる恐れがあります。溝が摩耗し、一定の深さを下回ると雨天時のグリップ力が低下し、ハイドロプレーニングが発生しやすくなります。

また、変形やひび割れが生じたタイヤは強度が低下しているため、走行中にバーストする危険性が高くなります。このようにタイヤの状態が適切でない場合、ブレーキ性能やハンドリング性能が著しく損なわれてしまいます。

法的基準を満たす必要性

道路運送車両法に基づき、タイヤの残溝深さやひび割れ、変形の有無など一定の基準を満たさない場合は、公道を走行することが認められません。法令違反となり、違反点数2点や罰金9,000円の罰則が科される可能性があります。

つまり適切な状態のタイヤを装着することは、安全運転を実現し、道路交通法を遵守する上で義務付けられているのです。

タイヤが担う役割

タイヤには重要な役割や機能があり、それらを十分に発揮できる状態であることが車検で確認されます。

  • 路面とのグリップ力を発揮し、加速時や旋回時の車両動作を制御する
  • 転がり抵抗を抑えることで燃費向上に寄与する
  • 減衰性能により振動を吸収し、快適な乗り心地を実現する

タイヤの溝や材質が適切であれば、上記の機能を最大限発揮できますが、摩耗や損傷があれば十分な性能を発揮できなくなります。そのため定期的な点検と、必要に応じた交換が求められるのです。※

車検に合格するためのタイヤの基準

車検において、タイヤの状態は安全運転の観点から最も重要な基準の1つです。摩耗や劣化が進んだタイヤを使用すると、ブレーキ性能の低下やハンドリングの悪化など、重大な事故につながるリスクがあります。

溝の深さ

一般的な道路を走行するために、タイヤの溝の深さは1.6mm以上なければなりません。タイヤの溝がすり減ると濡れた路面での握りが悪くなり、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。そのため、スリップサイン(溝の使用限界を示す目印)が露出している場合は、タイヤの交換が必要となります。

新品のタイヤの溝の深さは約8mmですが、走行を重ねるごとに徐々に浅くなっていきます。スタッドレスタイヤの場合は「プラットホーム」と呼ばれるサインがあり、溝が50%以下になると冬用タイヤとしての使用限界とされています。

ひび割れ・変形

タイヤの溝の深さが基準を満たしていても、ひび割れや変形があるタイヤは車検に不合格となります。特に側面の膨らみやトレッド面のゆがみは、タイヤの強度が低下している可能性が高く、走行中にバーストしたりスリップする危険性が高まります。この状態での走行は極めてリスクが高くなります。

タイヤの経年劣化

タイヤはゴム製品であるため、使用開始から5年以上経過すると素材が劣化し、グリップ力や耐久性が低下します。そのため溝が残っていても、古いタイヤは安全性が損なわれている可能性があり、交換を検討する必要があります。

このように、法的な基準を満たすだけでなく、十分な安全性を確保するためには、定期的なタイヤのチェックと適切なメンテナンス、早めの交換が不可欠です。

タイヤの状態 車検基準
溝の深さ 1.6mm以上
スリップサイン 露出していない
ひび割れ・変形 無し
経年劣化 使用開始から5年以内が望ましい

タイヤを交換すべきタイミング

タイヤは車検でも安全上最も重要なポイントの一つです。タイヤの溝がすり減ったり、ひび割れや変形があると路面からの十分なグリップ力が得られず、危険な状態に陥る可能性があります。ここでは、タイヤの状態を適切にチェックする方法や、交換時に注意すべきポイントを紹介します。

タイヤ状態の確認方法

タイヤの状態を定期的に点検する習慣を付けましょう。溝の深さ、ひび割れ、変形の有無を目視で確認することが基本です。

  • 溝の深さは簡単に確認できます。スリップサイン(スリップの目安を示す目印)が露出していないか注意を払いましょう。側面の”△”マークの延長上にある溝部分に注目し、スリップサインが見えていたら交換が必要な証拠です。さらに確実な確認方法としては、摩耗計で溝の深さを測ることが挙げられます。
  • ひび割れや変形のチェックは側面とトレッド面を注意深く観察することが大切です。ひび割れや膨らみ、ゆがみが見られれば即座に交換する必要があります。

交換時の注意点

新しいタイヤに交換する際は、単に溝が深ければよいというわけではありません。

  1. まず自分の車種に適したサイズを選ぶことが大前提です。適正サイズとは異なるタイヤを装着すると様々なトラブルの元になります。
  2. 次に好みや目的用途に合った性能のタイヤを選びましょう。静粛性を重視するか、燃費性能を上げたいのか、グリップ力を高めたいのか。メーカーの製品説明をよく読んで、自身のニーズに合った商品を購入することが大切です※。

このようにタイヤの点検と交換タイミングには細心の注意を払い、安全面や目的に応じた適切なタイヤ選択を心がける必要があります。

タイヤの適切な管理方法

タイヤを適切に管理することは、車検に通過するためだけでなく、安全運転のために非常に重要です。タイヤの状態が悪いと、ブレーキング性能やハンドリング性能が低下し、重大な事故につながる可能性があります。そのため、毎日の点検やメンテナンス、定期的な交換が欠かせません。

空気圧の維持

タイヤの空気圧を適切な値に保つことは、タイヤの性能を最大限に発揮させるための重要な要素です。空気圧が不足すると偏摩耗が起こり、タイヤの寿命が短くなります。逆に空気圧が高すぎると、接地面が狭くなりグリップ力が低下するだけでなく、衝撃を十分に吸収できず乗り心地が悪化します。

タイヤの取扱説明書や車両の取扱説明書に記載されている適正な空気圧値を守り、定期的に確認することが重要です。特に季節の変わり目には空気圧の変動が大きくなるので、注意が必要です。

アライメント調整・ローテーション

アライメントが狂うと、タイヤの偏摩耗が促進されます。アライメントとは、タイヤの向きやキャンバー角、キャスター角などタイヤが適切な方向で取り付けられているかを指す言葉です。適切な状態を保つことでタイヤの摩耗を均一化できます。アライメントは走行距離とともに少しずつズレが生じるので、定期的な点検と調整が求められます。

さらに、駆動輪と非駆動輪では摩耗の速度が異なるため、約5,000km走行ごとにタイヤの位置を入れ替える「ローテーション」が不可欠です。これにより、タイヤの寿命を均等に保つことができます。

運転方法・保管方法が与える影響

急発進や急ブレーキ、ドリフト走行などの乱暴な運転はタイヤに大きな負担をかけ、早期の摩耗につながります。穏やかな運転を心がける一方で、運転スタイルに合わせてタイヤを選ぶことも重要です。

また、タイヤの保管場所と方法も寿命に影響を及ぼします。直射日光や雨ざらしは避け、風通しの良い涼しい場所に保管し、空気を半分抜いてカバーをかけるのがおすすめです。

ここまで見てきたように、タイヤの適切な管理には様々な要素が関係しています。車検に通るだけでなく、安全運転のためにも、メーカーの指示に従い、細かな点に気を配る必要があります。

まとめ

車検に合格するには、タイヤの溝が1.6mm以上あり、スリップサインが露出していないことが必要です。ひび割れや変形がないことも大前提です。さらに、使用開始から5年を経過すると素材の劣化が進むため、溝が十分残っていても交換を検討する必要があります。定期的な点検や空気圧と位置のメンテナンスを行えば、タイヤの寿命を延ばすことができます。

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車検を依頼するならどこがいい?各業者の特徴と選び方を解説

2025.7.18  よくあるギモン, 知っておきたい話 

車を所有している皆さんにとって、車検の業者選びは大きな悩みの一つです。予算や車の状態、サポート内容など考慮すべき点は多岐にわたります。この記事では、車検業者を適切に選ぶための要点を整理します。大切な車を経済的かつ高品質に維持していくためにも、ぜひ参考にしてください。

目次

車検の基本知識

車検は、法律で義務付けられた定期的な検査であり、安全性や環境基準を満たしているかを確認する重要なプロセスです。車検を適切に受けることで、事故や故障のリスクを減らし、安心して車に乗ることができます。ここでは、車検に必要な費用の内訳や流れ、期限切れ時の対処法について詳しく紹介します。

車検に必要な費用の内訳

車検にかかる費用は、大きく以下の3種類に分類されます。

  1. 法定費用:自動車重量税や自賠責保険料など、法律で定められた費用です。
  2. 点検費用:車検時に行う検査・点検作業の費用で、業者によって異なります。
  3. 追加整備費用:検査で不備が見つかった場合に行う修理や調整、部品交換などの費用です。

法定費用は全国一律ですが、点検費用と整備費用は業者によって差が出やすい部分です。

ですが、車検の検査項目はどの工場でも同じです。
費用に加えて、充実したサービスを備えた工場かも比較する必要があるでしょう。

車検の流れ・点検項目

車検は以下の流れで進みます。

  1. 受付
  2. 法定24ヶ月点検
  3. 完成検査
  4. 書類交付

検査そのものは法律で定められた項目に従って行うため、ディーラーでも中古車販売店でも内容は変わりません。

検査で不適合箇所があった場合は修理が必要になり、その分の追加整備費用が発生します。

車検証の有効期間・対処法

車検証の有効期間は通常2年(一定条件下で1年)です。もし期限が切れると公道を走行できなくなるため、期限前に車検を受ける必要があります。万が一、期限切れのまま公道を走行した場合は道路運送車両法違反となり「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」と違反点数6点が課され30日間の免許停止となる等重たい罰則があります。

車検が切れてしまったらそのままでは公道を走ることはできないため、陸送サービスを手配をし車を整備工場へ運んでもらうか、各市区町村の役場に仮ナンバーの発行を依頼して一時的に公道を走れるようにする必要があります。
決して車検切れのまま公道を走ってきてはいけません。

車検業者の選び方

費用重視・品質重視での選び方

車検のコストをできるだけ抑えたいなら、車検専門店や低価格プランを提供している業者が候補になります。新車や比較的年式が新しい車であれば、大きな整備が不要なケースも多く、費用重視で選びやすいです。

一方で、年式が古い車や長く乗り続けたい大切な車は、予防整備の充実した業者を選ぶと安心です。早期発見・早期修理を重視することで、将来発生するかもしれない高額な修理費用を抑えられる可能性があります。

車の年式、状態に応じた業者選びのポイント

年式の新しい車や走行距離が少ない車は、低価格の車検専門店や大手カー用品店でも十分に対応できます。ハイブリッド車や輸入車など、特殊な車種はディーラーや高度な技術力を持つ整備工場が向いています。特にトラブルが起こった際、部品手配や専門知識が必要になるため、高い技術力と経験が重要です。
事前に口コミを確認するなど、その業者を利用したことがある人から情報を集めるのも重要です。

スピード重視・安心感重視の選び方

車検をできるだけ早く済ませたい場合は「指定工場」がおすすめです。指定工場は陸運支局へ持ち込む必要がないため、最短1時間で車検を行うことができます。一方、認証工場は陸運支局への持ち込みが必要なため車を預けて数日かけて車検を実施することがほとんどです。
車検の検査項目は指定工場でも認証工場でもディーラーであったとしても同じです。
ですので、なるべく時間の負担が少ない指定工場での車検整備をお勧めいたします。

利用者の要望に合わせて、コストや車の状態、スピード感を総合的に検討することが賢明です。

スムーズな車検の受け方

車検は計画的に準備を進めることで、スムーズに完了し、余計な手間や費用を抑えることができます。ここでは、スムーズに車検を受けるための具体的な方法を紹介します。

早めの予約・混雑期の対策

法改正があり2025年4月から車検は車検満了日の2カ月前から受けることができるようになりました。
車検の期限を逃さないためには、2か月前からの予約を意識すると余裕を持って対応できます。3月は車検が集中する繁忙期のため、スケジュールを立てやすい時期や空き状況を早めにチェックすることがおすすめです。早めに予約をして車検の日程を押さえることで、もしものトラブルにも余裕をもって対応でき、スムーズに車検を受けることができます。

優待制度・割引の活用方法

リピーターや会員向けの優遇措置を行っている業者もあるため、事前に確認しておくとお得です。ただし、割引だけに目を向けず、整備内容やサービスの質とのバランスを考えることが重要になります。

車検後の点検・メンテナンスの重要性

車検はあくまで現時点での基準を満たしているかをチェックするものであり、車を長く安全に使うには車検後のメンテナンスも欠かせません。定期的なオイル交換や部品交換、小さな異常の早期発見など、日頃のケアが安全走行と費用節約につながります。大きな不具合が出る前に点検を受ける姿勢が大切です。

おすすめは車検満了の6か月前に簡易的な点検(18か月点検)を依頼することです。
車検を行う前にプロに車を見てもらうことで、車検時に交換が必要になりそうな部分を事前に見つけることができます。

まとめ

車検業者を選ぶ際には、費用やサービス、整備技術、スピードなど多面的に検討する必要があります。特に年式が古い車や特殊な車種は整備工場やディーラーなど高度な技術力を持つところが安心です。カー用品店やガソリンスタンドは付加サービスが充実しており、利便性が高い反面、整備力に差がある点を意識してください。

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格安車検は危険?安い理由とメリット・デメリットを解説

2025.7.18  よくあるギモン, 車検基本情報 

車検は法律で義務付けられた点検ですが、その費用は業者によって大きく異なります。格安車検は費用を大幅に抑えられるメリットがある一方で、部品交換のタイミングを逃したり、必要な修理が発生すると想定外の費用がかかるなど、デメリットもあります。この記事では、格安車検の仕組みと費用構造、メリット・デメリット、適切な業者選びのポイントについて解説します。格安車検のリスクを理解し、賢明に活用することで、安全で無駄のない車検を受けることができます。

目次

格安車検のメリット

車検費用を抑えたい方にとって、格安車検は魅力的な選択肢の一つです。ここでは、格安車検の具体的なメリットを紹介します。

費用削減

格安車検では、法定費用以外の部分を抑えることで総額を下げる仕組みが採用されています。整備内容を最小限にし、事務手数料などのコストを削減することで、安価な車検費用を実現しているのが特徴です。

車検にかかる費用は、総額で1万円以上の削減が期待できる場合があります。車両の状態や業者によって変動しますが、一般的なディーラー車検と比較して大幅に安くなるケースも珍しくありません。

作業の迅速性

必要最低限の点検・整備に絞るため、作業時間が短くなりやすいです。その結果、通常より早く車を引き取れることが多く、忙しい方にとっては大きなメリットといえます。

手間の削減

格安車検は手続きがスリム化されている場合が多く、書類対応などの手間を減らしやすいです。細かな追加サービスは少ない反面、シンプルなフローで進むため、余計な時間を取られにくい点もメリットです。

割引やキャンペーンが豊富

特定の時期や条件で割引キャンペーンを実施している業者が多く、通常よりもさらに費用を抑えられることがあります。例えば、早期予約割引や複数台持ち込み割引、オイル交換無料サービスなど、コスト削減につながる特典が用意されていることも。

格安車検のデメリット

格安車検にはメリットもありますが、コストを抑える分だけいくつかのリスクや制約が生じます。

点検範囲が限定的

格安車検は必要最低限の点検・整備のみに特化しており、細かな異常を見逃すリスクがあります。特に長距離運転をする人や中古車を使用している場合、通常の車検よりも慎重な選択が求められます。

部品交換が遅れるリスク

費用を下げるために消耗品の交換タイミングを先延ばしにする傾向があります。結果的に、オイルやブレーキパッドの摩耗が深刻化し、後から大きな出費につながる場合があります。

車の状態による費用増加

車両が老朽化していると、想定外の修理が必要になり、格安車検でも割高になるリスクがあります。最初の見積もりでは安く見えても、追加作業が多ければ結果的に通常の車検と大差なくなる場合もあります。

特殊な修理の限界

高度な技術や設備が必要な修理は、格安車検の業者では対処が難しいことがあります。結局は別の専門業者に依頼しなければならず、二度手間と費用の増加につながる可能性があります。

格安車検を受ける前に注意すべきこと

格安で車検を受けるためには、業者の選定がとても重要です。下記のポイントを踏まえて比較検討すると、トラブルを回避しやすくなります。

車検前の自己点検を実施

事前に車の状態を確認し、必要な整備を見極めることで、無駄な追加費用を防ぐことができます。特に以下の点は車検前に自己チェックしておくと良いでしょう。

  • エンジンオイルの汚れ・減少
  • ブレーキパッドの摩耗
  • タイヤの溝の深さ・劣化具合
  • ヘッドライト・ウィンカーの点灯状態

信頼性の確認

業者の実績や技術力を事前に調べることで、整備不良などのリスクを抑えられます。車検の品質に不安を持っている場合は、豊富な実績をもつ業者を選んだほうが安心です。

評判や信頼性を調べる時は口コミサイトやSNS、知人からの情報などを活用してください。悪い評判が目立つ業者は、たとえ費用が安くても避けるのが賢明です。

  • 口コミサイトの評価
  • SNSの評判
  • 知人や同僚の体験談

車検費用の内訳の確認

広告やチラシで示される料金と、実際の総額には差がある可能性があります。見積書を取り寄せ、点検・整備項目や交換部品、追加費用の有無などを明確にしておくと安心です。

  • 点検項目と内容
  • 部品交換の有無と料金
  • 消耗品費用
  • 手数料など追加費用

アフターフォローの有無

不具合が見つかった場合に対応できる体制を整えている業者を選ぶと、想定外のトラブルでも迅速に対処できます。アフターケアサービスとして、以下のようなものがあると良いでしょう。

  • 保証期間の設定
  • 無料で再点検を受けられるサービス
  • 定期的な点検の提案

まとめ

格安車検は費用の大幅な削減が期待できますが、部品交換が遅れたり、特殊な修理に対応できないリスクもあります。車両の状態や交換が必要な部品の有無などを考慮しながら、業者の信頼性やアフターケア体制をよく確認することが大切です。格安車検のメリットとデメリットを正しく理解し、費用対効果を見極めながら賢く利用してください。

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軽自動車の車検はいくらかかる?普通車との違いを解説

2025.7.18  お金のはなし, 車検基本情報 

軽自動車の車検費用について知りたいけれど、どのくらいかかるのかよくわかりませんか?車検費用は主に法定費用、基本料金、整備費用の3つから構成されており、車の年式や状態、選んだ業者によって大きく異なります。この記事では、軽自動車の車検費用の内訳や、費用に影響を与える要因、普通車との違いについて詳しく解説します。費用を抑えるコツも紹介しますので、軽自動車のオーナーの方は安心して車検に臨めるようになるでしょう。

目次

軽自動車の車検費用はどれくらい?

車検に関する費用は、主に法定費用、基本料金、整備費用の3つの要素から構成されています。

法定費用について

法定費用は、国に支払う費用で、軽自動車の場合は25,940円となります。この金額には、自動車重量税(新車登録13年未満の場合は6,600円)、自賠責保険料(24か月分で17,540円)、印紙代(店舗によって若干異なりますが、概ね1,800円程度)が含まれています。

自動車重量税、自賠責保険料はどの工場で受けても同額となります。ただし、印紙代については店舗ごとに若干の違いがある場合があります※。

基本料金の内訳

基本料金とは、車検業者に支払う費用のことで、検査料、代行手数料、技術料(工賃)などが含まれています。この基本料金については、業者ごとに価格設定が異なるため、金額に差が生じます。

例えば、カーディーラーでは予防整備を積極的に行うため高額ですが信頼性が高く、車検専門店は比較的安価で効率的、ガソリンスタンドは価格が中間的ですが手軽さが特徴、中古車販売店・整備工場は業者によってサービスの内容と価格に幅があります。このように、基本料金は業者の選定によって大きく変わってきます。

整備費用

整備費用とは、車検に通すための修理費用のことで、車検時に必要な整備が発生した場合にのみ発生します。代表的な項目として、タイヤ交換があります。

整備費用も基本料金同様、業者によって料金に差があります。車検の際はこうした修理費用の有無と見積額を事前に確認しておく必要があります。

普通車との費用の違い

軽自動車と普通車では、車検の費用に差があります。この違いは主に、法定費用と整備範囲の違いから生じています。

法定費用の違い

まずは法定費用の差異から見ていきましょう。法定費用は国に支払う費用で、軽自動車と普通車では大きく異なります。軽自動車の法定費用は25,940円と固定されています。その内訳は自動車重量税6,600円(新車登録13年未満)、自賠責保険料17,540円(24か月分)、印紙代1,800円(店舗により若干異なる場合あり)となっています※

一方、普通車の自動車重量税は年式や排気量によって異なり、印紙代も店舗により異なるため、法定費用の総額は車種によって変動します。一般的に普通車の方が重量税が高額となる傾向にあります。

整備範囲の違い

次に、整備範囲の違いを見ていきましょう。軽自動車は車体が小さく排気量も小さいため、消耗部品が普通車と比べて安価なケースが多いです※

ここまで見てきたのように、法定費用と整備範囲の違いから軽自動車の方が普通車に比べ、車検費用が総じて安く抑えられる傾向にあります。

軽自動車の車検費用に影響を与える要因

ここでは、車検費用に影響を与える、車の年式、消耗品の交換などについて解説します。

車の年式

軽自動車の車検には、年式によって異なる法定費用が課されます。新車登録から13年未満の車は自動車重量税が6,600円ですが、13年以上経過すると8,200円へと値上がりします。さらに18年を超えると8,800円へ増額されます。また、年式が古くなるほど、交換や修理が必要な消耗品が増える傾向にあります。

消耗品の交換

消耗品の交換の有無によって、整備費用にかなりの差が生じます。主な消耗品にはバッテリーがあり、1~2万円ほど費用がかかります。

部品交換には、品代に加え、工賃も別途必要となります。消耗品の状態によっては、数万円単位での追加費用が発生する可能性があります。

タイヤ交換費用

車検ではタイヤの残り溝などから交換の必要性が判断されます。タイヤの価格は品質や銘柄によって大きく異なり、安価なアジアンタイヤであれば4本セットで約1万円程度ですが、国産の省燃費タイヤとなると4本セットで6万円を超えることもあります。更にタイヤ交換には交換工賃も必要になるため、最終的な費用も大きく変わってきます。

このように車検費用は、車の状況や選択する部品、業者によって大きく変動するのが実情です。事前に概算費用を知り、十分な予算を確保しておくことが賢明です。また、日常的なメンテナンスで車の状態を良好に保つことも、車検費用を抑える一助となります。※

軽自動車の車検費用を抑えるための対策

軽自動車の車検も、適切なメンテナンスと事前の準備を怠らなければ、費用をおさえることができます。日頃から点検と手入れを行うことが大切です。

日頃からのメンテナンス

車検前にエンジンオイル交換やタイヤ、バッテリーなどの消耗品の点検を行っておけば、車検時の大規模な修理や部品交換を回避できます。年間を通して定期的に簡単なメンテナンスを行うことで、長期的にコストを抑えられます

例えば、灯火器具の点検や各部の異音の確認など、自分でも簡単に行える点検項目があります。ユーザーマニュアルを確認して、適切なタイミングと方法でメンテナンスを行いましょう

自分でメンテナンスを行うのが不安であれば、定期的に整備工場に点検を依頼するのが間違いありません。

古い車両の事前準備

特に年式の古い軽自動車は、車検時の費用が高くなる可能性があります。新車登録から13年を超えると自動車重量税が増額されるほか、部品の摩耗が進んでいるため修理箇所が増える恐れがあります。

そのため、車検の数か月前から、タイヤやバッテリーといった消耗品の交換を計画的に行っておくと良いでしょう
自動車重量税の増額を見越して、事前に部品交換や整備を済ませておくことで、車検当日の出費を抑えられます。※

整備履歴の記録と管理

これまでの整備履歴を把握しておくことも大切です。過去に交換した部品や、修理した箇所を確認できれば、無駄な作業を避けられます。

ユーザーマニュアルや点検記録簿などに、これまでの整備内容を記録しておきましょう。確実な記録管理で、適切な時期に必要な部分のみを修理・交換できます。

他にも、法定費用の違いに注意を払う必要があります。自動車検査証の印紙代は、受ける工場によって若干異なる場合があります。

まとめ

軽自動車の車検費用は法定費用、基本料金、整備費用で構成され、年式やコンディション、依頼先の業者によって総額が変わります。特に年式が古い車両は部品交換が多くなりがちです。日頃からバッテリーやオイル、タイヤなどの点検を行い、整備履歴を把握しておくと車検時の出費を抑えやすくなります。

それでも、軽自動車は普通車に比べると法定費用が低く、部品点数が少ないことから、軽自動車は比較的安価で車検を通せる傾向があります。

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車検に必要なもののチェックリスト!書類以外に準備するべきことも解説

2025.7.18  車検基本情報 

そろそろ車検を受けなければいけない、車検の書類を準備していないと、いざ車検を受けようとしたときに受け付けられないということになりかねません。そのため、必要な書類をしっかりと揃え、記載内容と有効期限を確認しておくことが大切です。この記事では、車検に必要な書類と、書類以外に準備すべきポイントについて詳しく解説します。自動車検査証や自賠責保険証明書、納税証明書などの書類の確認ポイントをおさえておけば、スムーズな車検手続きができるようになります。

目次

車検に必要な書類

車検を受けるには、いくつかの重要な書類を準備する必要があります。書類に不備があると手続きが遅れるため、事前に内容を確認し、最新のものを用意しておくことが大切です。ここでは、車検に必要な書類と確認すべきポイントを紹介します。

自動車検査証(車検証)

自動車検査証は通称「車検証」と呼ばれ、車の登録情報や有効期限を示す基本的な書類です。車内に常備し、車検の際には必ず提示しなければなりません。車検証の記載内容が正しいかどうかを事前に確認し、有効期限が切れていないか注意することが重要です。

車検証には以下のような情報が記載されています。

  • 車両番号
  • 有効期限
  • 使用者の氏名と住所
  • 自動車の種類と車名

自賠責保険証明書

自賠責保険証明書は、自動車損害賠償責任保険に加入していることを示す書類です。有効期限内であることを確認できない場合、車検を受けることができません。もし紛失した場合は、保険会社に再発行を依頼する必要があります。

主な記載内容は以下のとおりです。

  • 保険期間の始期と終期
  • 保険の種類と等級
  • 車検からの有効期限

納税証明書

納税証明書は、自動車税や軽自動車税の納付状況を証明する書類です。納税を完了していない場合、車検を受けることはできません。普通自動車と軽自動車で必要事項が多少異なりますが、いずれも必須となります。

以下のような情報が記載されます。

普通自動車 軽自動車
自動車税の納付状況 軽自動車税の納付状況
印紙税の納付状況 印紙税の納付状況

印字されている期間が車検の受検時期をカバーしているかを確認し、未納分がないかチェックしてください。

書類の確認事項

車検の手続きをスムーズに進めるためには、必要書類の内容を正確に確認することが重要です。特に、有効期限や記載内容に誤りがあると、手続きが遅れたり、書類の再提出が必要になる場合があります。ここでは、提出前に確認すべきポイントを紹介します。

有効期限の確認

書類の提出前に、有効期限が切れていないか必ずチェックしてください。自賠責保険の保険期間や、納税証明書が最新のものであるかを確認することが重要です。有効期限を見落とすと手続きに時間がかかり、車検が遅れる原因になります。

記載内容の正確性

各書類に記載されている情報が正しいかどうかを入念に確認しましょう。登録番号や車体番号などに誤りがあると、書類の再発行が必要となり手間が増えます。納税証明書に押印があるかどうかなども忘れずにチェックしてください。

車検を受けるためには

車検を受けるためには、事前に必要な条件を満たしていることを確認する必要があります。ここでは、車検前に確認すべき重要なポイントを紹介します。

駐車違反の未払い反則金

車検を受けるには、未払いの反則金が残っていないことが条件です。駐車違反金が未納のままだと、車検を受検できません。早めに納付状況を確認し、不備があれば速やかに対応することが大切です。

車両税の完納

自動車税や軽自動車税などの車両税を完納していることも車検受検の必須条件です。納税証明書を取得するためには、未納分がない状態であることが前提になります。オンラインでの納付も可能なので、期限に遅れないよう注意が必要です。

車検の支払い方法

車検費用の支払い方法には、現金、銀行振込、クレジットカードなどさまざまな選択肢があります。支払い方法によってメリット・デメリットが異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、各支払い方法の特徴と注意点を紹介します。

支払い方法の選択肢

車検費用の支払いにはさまざまな方法があります。

支払い方法 メリット・デメリット
現金払い
  • メリット: 手数料なし
  • デメリット: 盗難の危険
    クレジットカード払い
    • メリット: スコア付与、金利手数料無料期間あり
    • デメリット: 一部店舗では対応していない

    まとめ

    車検に備えて、必要な書類や準備事項をしっかりとおさえましょう。自動車検査証、自賠責保険証明書、納税証明書といった書類は必須です。有効期限や記載内容の正確性をよく確認し、不備がないよう気をつけてください。

    また、車検受検には駐車違反の反則金の未払いがないこと、自動車税を完納していることも重要な条件となります。事前に確認し、手続きを済ませておくことをおすすめいたします。

    愛車の車検をお考えの方は、「カーライフステーション車検」にお任せください。国家資格整備士による迅速で信頼性の高い車検サービスを提供しています。詳しくは、カーライフステーション車検をご覧ください。

     

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    車検の流れを知っておけば安心!直前であわてないための必要な知識とは?

    2021.9.27  車検基本情報 

    いろいろと調べて、車検を依頼する整備工場は決まった!
    あとは、実際に車検を受ける店舗へ車を持ち込むだけ。
    これで、一安心ですね。
    でも車検に入庫する前に、当日あわてることのないように、いくつか確認をしておきましょう。
    準備をしておかないと、最悪「車検を受けられない!」なんてことも!!

    今回は、そんなことにならないように、車検の当日までに準備しておくことを解説していきます。

     

    目次

    事前に準備しておく必要な書類

    車検を受ける際に必要な書類は3つ

    • 車検証
    • 自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)
    • 自動車納税証明書

    車検証

    車検証とは「自動車検査証」のことです。

    車の所有者や使用者の名前や住所。
    それと、登録番号や車体番号、排気量、車両重量などの車の情報が記載されています。
    これにプラスして、車検満了日(有効期間の満了日)が記載されていますが、車検を受けるとこの車検満了日が更新された新しい車検証が発行されます。

    通常は、助手席の前にある「グローブボックス」の中に収納されています。
    実際に車検証を確認する機会って、車検の時以外にほぼありませんよね。
    しかし、当然グローブボックスに入っていると思って、確認をしないまま整備工場に着いて車検証を出そうと思ったら入って無かった!
    なんてこともあります。
    こうなると車検を受けることはできなくなってしまいます。
    こんなことが起こらないように、事前に車検証がきちんと車に積んであるのかを確認しておきましょう。
    車検証は必ず原本が必要で、コピーなどは使えません。

    車に車検証が積まれていない場合、多いのが「家に置いてある」というケースです。
    例えば、インターネットで自動車保険を申し込む場合に、車検証情報が必要になります。
    この時に、車検証を車から降ろして、車に戻し忘れてしまったケース。
    あるいは「民間車検場」で車検を受けた場合、車検証とステッカー(車検標章)が後日郵送で届きます。
    後から届いた車検証を車に積み忘れてしまったケースなどが考えられます。

    車検証は基本的に持ち歩くものではないため、どこかに落として紛失してしまうことはほぼありません。
    車検証が車に積まれているかを確認し、もし積まれていなかったら家の中に置いてある可能性が高いので、探してみましょう。

    自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)

    自賠責保険は、強制保険とも呼ばれ、すべての車に加入が義務付けられています。
    自賠責保険の加入期間は、必ず車検の有効期間より長い必要があり、車検時には現在加入している自賠責保険の有効期限を確認し、必要な期間を考慮し更新手続きを行います。
    自家用乗用車の場合、新車時には37ヵ月間で加入し、車検ごとに24ヵ月間で更新手続きをして行きます。
    車検切れで中古車を購入した場合などは、車検を受ける際に25ヵ月間で加入します。

    自動車納税証明書

    車検は自動車税を納めていなければ受けることができません。
    自動車税は、毎年、4月1日時点で車を所有しているユーザーが納めなければならない税金です。
    納税通知書は、毎年5月の初旬ごろに届きます。
    5月末日までに納めることになっていますが、納税後に発行されるのが、自動車納税証明書になります。

    現在、登録車は電子化が進み以下の2つの条件をクリアしていれば、納税証明書の提示を省略することが可能になりました。
    自動車税を滞納していない
    納税から3週間以上経過している

    このような条件をクリアーしていれば納税証明書の提示は不要ですが、確認が取れるまでに一定の期間が必要となります。
    5月や6月に車検を受ける方は、納税のタイミングによっては納税証明書の提示が必要となるのでご注意ください。

    また、軽自動車の場合は必ず納税証明書の提示が必要となります。

    現在、キャッシュレス化が進み、クレジットカードや口座振替、○○ペイなどでも納税が可能になりました。
    しかし、キャッシュレスでの納税の場合は、納税が確認できるまで一定の期間がかかります。
    必ず納税証明書の提示が必要な軽自動車の場合は、納税の確認後に証明書が発行されますが、自宅に届くまでにはかなりの期間が必要になるようです。
    キャッシュレス決済は便利ですが、納税証明書が手元に届くまで期間がかかりますので、5月や6月に車検を受けられる方はご注意ください。
    また、キャッシュレスで支払う場合は手数料がかかる場合もあるので、事前に、各自治体のホームページで確認してください。

    この他に、整備工場によっては認印が必要となる場合があります。

    車検にかかる費用の目安は?

    車検料金はその場での清算するのが一般的です。
    では、いったいいくら用意しておけばよいのでしょうか?

    車検費用は大きく分けて3つに分類できます。

    • 法定費用
    • 車検基本料金
    • 追加整備費用

    法定費用

    法定費用に含まれるのは

    • 動車重量税
    • 自賠責保険料
    • 印紙代

    になります。
    これは、整備工場の売り上げではなく、国や保険会社へ納める費用なので、基本的にはどこで車検を受けても変わりません。
    ※ 印紙代については、認証工場と民間車検工場、OSS導入民間車検工場では、数百円の違いがあります。
    整備工場の売り上げではないため、一般的にはクレジットカードでの支払いができません。
    カーライフステーションでは、お客様の利便性向上のため2021年4月5日より、VISAとMASTERカードであれば、法定費用のお支払いもできるようになりました。

    車検検査費用

    車検を通すための基本整備費用ですが、整備工場ごとに名称に違いがあるため、少し注意が必要です。
    認証工場や民間車検工場では、法定点検費用も含んだ金額で設定されているのが一般的です。
    価格だけで選ぶと、法定点検費用が含まれていない場合があるので注意してください。
    この金額は整備工場ごとに違うので、車検を受ける工場を調べる際には、この金額を目安に比較すると安い整備工場を見つけられます。
    また、早期に予約をすると値引きになったりする特典もありますので、早めに調べて車検を受ける先を決めるのがお勧めです。
    車検検査費用は、予約した時点で確定するので、事前にいくら必要なのかを知ることができます。

    追加整備費用

    追加整備費用は、整備や部品交換が必要となった場合にかかる費用です。
    車の年式や走行距離、使い方などで、同じ車でも追加整備が必要になる箇所は変わってくるため、実際に車を点検してみないと、正確な金額は分かりません。
    例えば、タイヤが減っていたり、ブレーキバットが減っていた場合、その減り具合にもよりますが、交換をしなければ車検を通すことができない場合があります。
    この場合には追加整備費用が発生します。
    また、エンジンのオイル交換や、エアコンクリーンフィルターの交換など、車検を通すだけであればやらなくても良いですが、車検の時に一緒にやっておいた方が良いものなどもあります。
    バッテリーが弱っていた場合なども、車検時に一緒に交換するのがおすすめです。
    この場合にも、車検時に一緒に作業を行なえば追加整備費用が発生します。

    このように、追加整備費用については、事前に一概にいくら必要になるのか、具体的な金額を正確に知ることはできません。
    しかし、一般的に車検費用は後払いができませんので、クレジットカードを準備しておくのがお勧めです。

     

    車検にかかる時間は?

    車検にかかる時間は、車検を受ける整備工場によってまったく違います。
    目安としては大きく分けて3つに分類できます。

    • 立会い型車検 ⇒ 約1時間
    • 1日車検 ⇒ 朝預けて夕方返却
    • 預り車検 ⇒ 2~3日間

    車検の検査項目は、国が決めているので、どこの整備工場でも一緒です。
    合格基準も定められていますので、時間が早いからといって、手抜きをしている訳ではありませんのでご安心ください。

    立会い型車検や1日車検を提供している整備工場は、車検を早く終わらせるための仕組みを導入して、短時間での車検の提供を可能にしています。
    中には、FCチェーンに加入している整備工場もあります。
    最近では、一部のディーラーさんでも提供を始めました。

    車検選びの重要なポイントになりますので、検索をして調べる場合には車検にかかる時間は要チェック項目です。

    車検にかかる時間によって、まったくスケジュールが変わってくると思いますので、ご自身が受ける車検がどのタイプになるのか?
    事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

     

    車検の前に車の状態もチェック!

    車検を受けに整備工場に行ったら「○○だと車検が通りません」と、整備工場で言われて困ったことはありませんか?
    けっして整備工場の人も、意地悪で言っているわけではありません。
    車検に合格するための基準は決まっています。
    今のままでは車検を通すことが出来ないので、部品交換やついているパーツを外すなどの必要がある場合に「○○だと車検が通りません」となります。
    でも、いきなり言われると驚きますよね。
    そうならないように、自分では見逃してしまいがちな「車検が通らない」と言われる事例をお伝えしておきます。
    事前に自分の車をチェックしてみましょう。
    特に、中古車を購入して、初めて車検を受ける時には要注意。
    購入時に付いていたパーツが車検に通らない物の可能性もあります。

    ブレーキランプやウィンカーの色、カバーの割れやヒビ

    純正品以外の物に変えられていると、色が変わってしまい、車検に通らないことがあります。
    また、割れていたり、ヒビが入っていた場合には、部品交換が必要となります。

    フロントガラスのキズ

    飛び石などで、フロントガラスにヒビが入ってしまうことがありますが、大きなヒビは車検に通りません。
    小さなヒビや、ヒビまでいかないキズの状態でも要注意です。
    ガラスの修理には、自動車保険が使える場合もありますので、保険会社へ相談してみてください。

    カーテンの設置

    最近、車中泊が流行っているのもあり、カーテンを付けている車が増えています。
    カーテンを付けること自体は禁止されていませんが、運転席や助手席へ取り付けた場合は、ほぼ車検には通りません。
    カーテンを販売している一部のカー用品店などでは通ることもあるようですが、原則は通らないと考えておく方が無難です。
    運転席や助手席にカーテンを装着している場合は、取り外してから整備工場へ持ち込みましょう。

    タイヤのヒビ割れ

    タイヤの溝が減っていた場合は、自分で見た時にも比較的すぐ分かるので判断がしやすいですが、ヒビ割れについては、見落としてしまう方が多いようです。
    普段、あまり車に乗る機会がなく、走行距離が短い車の場合タイヤの溝はなかなか減りません。
    しかし、タイヤはゴム製なので、年数が経過すると経年劣化でヒビ割れを起こしてしまいます。
    タイヤは、溝が減っている場合だけではなく、ヒビ割れが起きていても車検には通りません。
    普段、あまり車に乗らない方は、タイヤの側面もチェックしてみてください。

     

    当日の車検の流れ

    車検を受ける整備工場によって、若干違いはありますが、概ね1~7の順番で進みます。

    1. 受付&持ち物確認
    2. 整備方針の確認
    3. 法定点検の実施&追加整備個所決定
    4. 部品手配&整備実施
    5. 完成検査
    6. お支払い
    7. 引き渡し

    多くの整備工場では、事前に来店する時間を予約することになっています。
    特に、1時間の立会い車検や1日車検の場合は、予約前提での仕組みなので、時間に遅れないようにしましょう。

    受付&持ち物確認

    整備工場に着いたら受付をし、まずは持ち物の確認をします。
    車検証
    自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)
    自動車納税証明書
    の3点です。

    整備方針の確認

    その後、お客様から車の調子や整備の要望をヒアリングして、整備の大まかな内容を決めて行きます。
    1時間の立会い車検や1日車検の場合は、実際に車を点検してから行います。

    法定点検の実施&追加整備個所確認

    整備士が車の法定点検をし、部品交換が必要な個所や整備が必要な個所を調べて行きます。
    この工程で見積りを作り、実際に車検時に部品交換や整備が必要なのか?が正確に分かります。
    この内容をもとに、追加整備の内容を決めます。
    1時間の立会い車検の場合は、その場で整備フロントや整備士と直接相談しながら追加整備の内容を決められます。
    その他の車検の場合は、電話での説明となります。

    部品手配&整備実施

    追加整備の内容が決まれば、それに従い部品の手配を行ったり、整備の作業を行います。
    1時間の立会い車検や1日車検の場合は、基本的な交換部品を予め在庫しているので、そのまま作業に入ります。

    完成検査

    必要な整備が終わったら、車検の検査ラインを通して、検査員が必要な項目をチェックし完成検査を行います。
    民間車検工場の場合、自社で検査ラインを完備しているので、その場で行えますが、認証工場の場合は、運輸支局へ持ち込んで検査を行います。
    完成検査に合格すると、車検が終了になります。
    民間車検工場の場合は、車検証と車検ステッカーは後日郵送で送られてきます。

    お支払い

    法定費用+車検基本料金+追加整備費用をお支払いしてください。
    整備工場によっては、最後にまとめてではなく、最初に法定費用だけ支払う場合もあります。
    支払い方法は、法定費用については「現金」
    その他の費用については「クレジットカード」でのお支払いというのが一般的です。
    ※ カーライフステーションでは、VISAとMASTER限定ですが全額クレジットカードでのお支払いが可能になりました。

    引き渡し

    今回の車検整備内容の確認や、今後のメンテナンスについて改めて確認します。
    車検証が届くまでの保安適合証をフロントガラスに貼り、整備記録簿と新しい自賠責保険をお渡しします。
    これで、車検当日の流れは終了となります。
    1時間の立会い車検の場合は、時間がかかる大きな整備や、部品発注がなければ、ここまでがすべて1時間で終了します。
    待っている間は、フリードリンクなどのサービスがご利用いただける整備工場が多いようです。

    実際に車検を受けられる整備工場によって、かかる時間や日数の違いはありますが
    当日の車検の流れは、このような感じになります。
    ※ 車検の代行をするユーザー車検の代行業者は、まったく異なるので、今回はご紹介していません。

     


    いかがでしたでしょうか?
    車検の流れを把握して知識を身につけ、しっかりと準備しておけば、当日に慌てることはなくなります。
    余裕を持って十分な下調べをして、信頼のおける整備工場を選び、しっかりと準備をし納得の行く車検を受けて下さい。

    車検にかかる時間ってどれくらい? 短縮できる方法を教えます!

    2021.6.22  車検基本情報 

    車検 時間 目安

    そろそろ車検の時期だけど「車検って何日もかかって面倒だな~」と、思っている方も多いのではないでしょうか?
    しかし、車検は受ける整備工場によって、まったくかかる時間が違ってきます。

    短いところでは、1時間で終わる車検を提供している整備工場があります。
    カーライフステーションは、このタイプの1時間で終わる車検です。
    一方、長いところでは、2~3日ぐらい預かって車検を行っている整備工場もあります。
    中には1週間以上かかる整備工場も。

    「前から、いつも決まったところで車検を利用しているからな~」という方が多いと思いますが
    「同じ車検」なのに、こんなに差があるとどうでしょう?
    これだけ違うと、車検を受ける整備工場の情報を探す時に料金だけではなく”車検に必要な時間”も重要な指標になってくるのではないでしょうか。

    そこで、今回は、車検にかかる時間の違いについて解説します。

    目次

    車検は受ける整備工場によって時間が変わります

    車検は、国が定めた基準をクリアーしているかどうかを検査するためのものです。
    基準は国が検査する項目を定めているので、車検だけを考えると、どこでも受けても同じ内容になります。

    では、なぜ早く終わるところと、何日もかかるところがあるのでしょうか?
    これだけ差があるには、やはり理由があります。
    一番大きな違いとして、整備工場が取得している資格の違いがあります。

    • 「指定工場(民間車検工場)」なのか?
    • 「認証工場」なのか?

    この差で大きく違ってきます。

    1時間や1日で車検が終わる整備工場は、必ず「指定工場(民間車検工場)」の資格を持っています。
    何日もかかる整備工場は、ほとんどが「認証工場」になります。

    認証工場と指定工場の違い

    では具体的には、どのような違いがあるのでしょうか?
    国土交通省によると

    認証工場
    自動車の分解整備を行うためには、地方運輸局長の「認証」を受けなければなりません。
    この「認証」を受けた工場を「認証工場」と言います。
    一定の規模の作業場と作業機械、分解整備に従事する従業員を有する工場に対し、申請により、地方運輸局長が自動車分解整備事業の認証をしています。
    この認証工場に車検を依頼した場合、認証工場は、運輸支局、自動車検査登録事務所等(いわゆる「車検場」です。)に車両を持ち込んで検査を受けます。

    指定工場
    認証工場のうち、認証工場のうち、設備、技術、管理組織等について一定の基準に適合している工場に対して、申請により、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
    この「指定」を受けた工場を「指定工場」と言います(一般には「民間車検場」又は「民間車検工場」とも呼んでいます。
    認証工場のうち、自動車の整備について一定の基準に適合する設備、技術及び管理組織を有するほか、自動車の検査の設備を有し、かつ、自動車の検査を行う者(「自動車検査員」と言います。)を選任して自動車の点検及び整備について検査をさせると認められるものについて、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
    この指定工場に車検を依頼した場合、指定工場では、自動車の点検整備を行い、自動車検査員が検査を行った結果、保安基準の適合性を証明し、保安基準適合証を交付します。この保安基準適合証を運輸支局、自動車検査登録事務所等に提出することにより、車両の持ち込みが省略できます。

    このように分類されています。

    難しいことが書いてあって、なぜ指定工場の方が車検が早く終わるのかは分かりませんよね。
    ポイントは

    • 認証工場は、車検を受ける際に運輸支局に車両を持ち込んで検査を受ける。
    • 指定工場は、車検を受ける際に運輸支局への車両の持ち込みを省略できる。

    この「車検を受ける際に車両の持ち込みを省略できる」ということが時間を短縮できるポイントです。
    車両の持ち込みは省略できますが、車検更新に必要な車検証やステッカーなどの書類手続きについては、車検に必要な法定点検・整備などを完了させてから、運輸支局(陸運局や陸事と呼ばれる事もあります)で手続きを行います。

    車検を受ける際に、本来であれば運輸支局へ持ち込んで行う検査を自社で代わりに行える指定工場の資格を取得するには、十分な知識を持った整備士と、車検検査を行うための設備を備えていなければなりません。
    つまり、指定工場は一定以上の基準をクリアーしている整備工場とも言えます。

    この他にも、車検にかかる時間が長い整備工場の場合、本来の車検整備以外のサービスを車検時に一緒に実施していることが多いようです。
    代表的なものとして「洗車」があります。
    洗車は嬉しいサービスではありますが、その分余計に時間やお金がかかります。
    もちろん、洗車をしなくても車検は通りますし、業者によっては洗車の手間賃が車検費用に含まれているケースもあります。

    車検にかかる時間の目安

    ここでは、車検にかかる時間別に車検業者を大きく3つに分類してご説明します。
    それぞれ特徴がありますので、大まかな流れも含みお伝えします。
    車検を受ける先を選ぶ際に参考にしてください。

    1時間で終わる車検

    立会い型車検と呼ばれることが多く、比較的新しいタイプの車検です。
    受付から、引き渡しまで約1時間で車検が終了します。
    1時間という限られた時間内でスピーディーに車検を終わらせるために、様々な工夫がなされています。

    まず、当日ではなく事前に予約が必要となる場合がほとんどです。
    予約が必要なこともあり、早めに予約をすると車検の料金が安くなるところもあり、お得になります。
    お客様の車の状態をお預かりしたその場で整備士が確認し、見積りを作成しお客様に整備の必要カ所をお伝えします。
    その場で見積りを参考に店舗スタッフとお客様が相談しながら整備内容を決めるため、お客様にとっては整備内容が分かりやすく納得感があるというメリットがあります。
    整備工場側にとっても、改めてお客様に電話で整備内容を説明し、決めていただくなどの手間がかからないため、短時間での車検が可能になります。
    1時間で終わるため、不慣れな代車を運転する必要もありません。
    この点については、特に女性ユーザーには好評のようです。
    オイル交換や、バッテリー交換などの一般的に車検時に行う整備は問題ありませんが「マフラーに穴が開いていて修理が必要など」の重整備が発生した場合は、お車をお預かりして整備を行います。
    また、車検を短時間で終わらせるために指定工場の資格を取得しています。
    それだけではなく、整備作業を行う人を増やしたり、交換が必要なパーツの在庫を確保するなどの仕組みを導入しています。

    カーライフステーションは、この立会い型車検を導入しています。

    立会い型車検のポイントまとめ

    • 1時間で終わる
    • 前もって予約が必要
    • その場で見積もり整備個所の説明があるので分かりやすい
    • 代車に乗らなくて良い
    • 重整備が必要な場合は預かりで作業を行う
    • 指定工場の資格を取得
    • 短時間で終わらせる仕組みを導入

    1日で終わる車検

    1日車検と呼ばれることが多い車検です。
    1日車検では、全国的にFC展開をしているコバックが有名ですね。
    他にも、ディーラーさんや、カー用品店、一般の指定工場でも導入している会社もあります。

    1日車検は、朝お車をお預かりして、夕方お返しするのが一般的です。
    そのため、立会い型車検と同じように、前もって予約が必要となることがほとんどです。
    1日に2回整備工場へ行く必要があるので、自宅から近い場所にあると便利ですね。
    遠い場合は、別の車と2台で行くか、あるいは代車を借りる必要がでてきます。
    お預かりする際に、リフトアップしないで確認できる箇所については、簡単に整備士が一緒に確認して説明します。
    その後、改めて車をリフトアップして点検し、不具合箇所があったらお客様に電話で連絡し、整備内容を説明して整備内容を決めてもらいます。

    1日車検の場合も、指定工場の資格を取得し1日で車検を終わらせるための仕組みを導入しています。
    また、修理が必要な重整備が発生した場合は、お預かりして整備を行います。

    1日車検のポイントのまとめ

    • 朝預けて夕方引取り
    • 前もって予約が必要
    • 自宅から遠いと代車が必要
    • 預り時に簡易的に整備個所を説明し、改めて電話で整備個所を説明
    • 重整備が必要な場合は預かりで作業を行う
    • 指定工場の資格を取得
    • 1日で終わらせる仕組みを導入

    2~3日で終わる車検

    圧倒的に多いのが、このタイプの車検です。
    車を何日か預かるので「預かり車検」と呼ばれることが多いようです。

    自社で必要な整備を済ませてから、運輸支局への持ち込み検査を行う認証工場は、原則このタイプの車検になります。
    また、指定工場であっても、1~2日程度預かって車検を行う整備工場は意外と多くあります。

    預り車検の場合、車検のために数日間車を預けなくてはならないため、通勤などで日常的に車を使っている方は代車が必要になります。
    代車については、整備工場によって対応が異なり、無料で提供してくれる整備工場がありますが、有料としている整備工場もあります。
    この場合、本来の車検以外に余計に支払う費用が発生してしまいます。

    整備内容についての説明は、基本的には電話となります。
    そのため、整備内容が伝わりにくく自分で判断するのが難しいという問題点も。
    さらに、整備工場側からしても、お客様との連絡がなかなかつかずに、整備内容が決められずに作業がストップすることもあります。
    交換部品についてもあまり在庫はせずに、電話で整備個所の確認が取れてから交換が必要な部品を発注する整備工場もあり、その場合、部品が到着するまで作業が止まります。
    輸入車など、部品の調達に日数がかかる車種をメインにしている整備工場は、預かり車検となるケースが多いようです。

    預り車検は時間がかる分、しっかり見てくれているイメージがありますが、このように作業時間以外の効率の悪さも時間がかかる大きな要因になっています。
    もちろん、預り車検を行っている整備工場も、車検については国が決めている基準をクリアーしているので、安全にかかわる整備品質が劣っている訳ではありません。

    預り車検のポイントのまとめ

    • 認証工場が多い
    • 運輸支局へ車を持ち込んで検査が必要
    • 代車が必要とな場合有料となる整備工場もある
    • 整備個所の説明は電話となるので分かりにくい

     

    車検価格の目安

    車検にかかる時間ごとに分けると、このように大きく3つ種類に分類されます。

    • 1時間で終わる「立会い車検」
    • 朝預かり夕方返しの「1日車検」
    • 何日か預かる「預かり車検」

    実は、車検の価格(最低かかる車検基本費用)の相場は、一般的に車検にかかる時間が長くなるほど高くなる傾向があります。
    安全を確保した上で、車検にかかる時間を短くするためには、効率化が必須となります。
    FCに加入している整備工場も多く、そのため車検にかかる時間が短い整備工場の方が低料金での提供が可能となるようです。

     

    車検が終わってからの対応は大丈夫?

    立会い型車検や1日車検を提供している業者の中には、車検を専門としていてメンテナンスについては積極的に行わない業者もあるようです。

    新車はもちろんですが、最近は中古車でも故障が少なくなっています。
    だから、ついついメンテナンスを疎かにしてしまいがちになる方もいらっしゃいます。
    しかし、車は2万点を超える部品で構成されており、走行距離によって消耗する部品や、使用期間によって劣化する部品が相当数あります。

    例えば「タイヤ」
    タイヤはゴムでできていますので、たくさん走れば消耗して溝がなくなり、長期間使用すれば劣化してひび割れたりします。
    これは外観からでも判断ができるため比較的分かりやすいので、自分で気にされている方もいらっしゃるかもしれません。

    問題なのは、あまり気にされている方がいない空気圧です。
    ほとんどの方が、意識されていないのですが、タイヤは自然に空気が抜けてしまいます。
    自転車のタイヤも空気が抜けますよね。
    実は、同じように車のタイヤも空気が抜けます。

    昔は、ガソリンスタンドに給油に行けば、ついでにタイヤの空気圧をチェックしてくれていましたが、セルフスタンドとなってからは、自分でやらなければならなくなってしまいました。
    「やり方が分からない」という理由で、自分では一度もタイヤの空気圧チェックをしたことがない方が大勢いらっしゃるようです。

    空気圧が下がれば、タイヤの設置面積が増えるために抵抗が増えるため、燃費が悪くなります。
    さらに減りも早くなるし、高速道路などを走行すると、バーストするリスクも増えてしまいます。
    バーストまでいかなくても、タイヤの減りが早くなるので、タイヤ交換のサイクルが短くなるデメリットも。

    このような状態にならないようにするためには、定期的なメンテナンスが必要になります。

    タイヤは一例ですが、定期的にメンテナンスを行えば、トラブルを未然に防ぐことができます。

    このようなことを考えると、車検を受ける整備工場を探すときには、車検にかかる時間も重要な要素ですが、車検だけではなく車検後のメンテナンスを合わせて任せられる整備工場を選ぶことをおすすめします。


    今回は、車検にかかる時間の目安と時間を短くする方法ついてお伝えしました。
    このようなことも知っておくと、インターネットなどで検索して車検工場を探す際に、割引や整備メニューだけではなく「時間」についても検討の目安にしていただけるのではないでしょうか。
    今回の記事を参考に、皆さんが安心して車検を任せられる整備工場を探すお手伝いができたら幸いです。