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車検にかかる時間ってどれくらい? 短縮できる方法を教えます!

2021.6.22  車検基本情報 

車検 時間 目安

そろそろ車検の時期だけど「車検って何日もかかって面倒だな~」と、思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、車検は受ける整備工場によって、まったくかかる時間が違ってきます。

短いところでは、1時間で終わる車検を提供している整備工場があります。
カーライフステーションは、このタイプの1時間で終わる車検です。
一方、長いところでは、2~3日ぐらい預かって車検を行っている整備工場もあります。
中には1週間以上かかる整備工場も。

「前から、いつも決まったところで車検を利用しているからな~」という方が多いと思いますが
「同じ車検」なのに、こんなに差があるとどうでしょう?
これだけ違うと、車検を受ける整備工場の情報を探す時に料金だけではなく”車検に必要な時間”も重要な指標になってくるのではないでしょうか。

そこで、今回は、車検にかかる時間の違いについて解説します。

目次

車検は受ける整備工場によって時間が変わります

車検は、国が定めた基準をクリアーしているかどうかを検査するためのものです。
基準は国が検査する項目を定めているので、車検だけを考えると、どこでも受けても同じ内容になります。

では、なぜ早く終わるところと、何日もかかるところがあるのでしょうか?
これだけ差があるには、やはり理由があります。
一番大きな違いとして、整備工場が取得している資格の違いがあります。

  • 「指定工場(民間車検工場)」なのか?
  • 「認証工場」なのか?

この差で大きく違ってきます。

1時間や1日で車検が終わる整備工場は、必ず「指定工場(民間車検工場)」の資格を持っています。
何日もかかる整備工場は、ほとんどが「認証工場」になります。

認証工場と指定工場の違い

では具体的には、どのような違いがあるのでしょうか?
国土交通省によると

認証工場
自動車の分解整備を行うためには、地方運輸局長の「認証」を受けなければなりません。
この「認証」を受けた工場を「認証工場」と言います。
一定の規模の作業場と作業機械、分解整備に従事する従業員を有する工場に対し、申請により、地方運輸局長が自動車分解整備事業の認証をしています。
この認証工場に車検を依頼した場合、認証工場は、運輸支局、自動車検査登録事務所等(いわゆる「車検場」です。)に車両を持ち込んで検査を受けます。

指定工場
認証工場のうち、認証工場のうち、設備、技術、管理組織等について一定の基準に適合している工場に対して、申請により、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
この「指定」を受けた工場を「指定工場」と言います(一般には「民間車検場」又は「民間車検工場」とも呼んでいます。
認証工場のうち、自動車の整備について一定の基準に適合する設備、技術及び管理組織を有するほか、自動車の検査の設備を有し、かつ、自動車の検査を行う者(「自動車検査員」と言います。)を選任して自動車の点検及び整備について検査をさせると認められるものについて、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
この指定工場に車検を依頼した場合、指定工場では、自動車の点検整備を行い、自動車検査員が検査を行った結果、保安基準の適合性を証明し、保安基準適合証を交付します。この保安基準適合証を運輸支局、自動車検査登録事務所等に提出することにより、車両の持ち込みが省略できます。

このように分類されています。

難しいことが書いてあって、なぜ指定工場の方が車検が早く終わるのかは分かりませんよね。
ポイントは

  • 認証工場は、車検を受ける際に運輸支局に車両を持ち込んで検査を受ける。
  • 指定工場は、車検を受ける際に運輸支局への車両の持ち込みを省略できる。

この「車検を受ける際に車両の持ち込みを省略できる」ということが時間を短縮できるポイントです。
車両の持ち込みは省略できますが、車検更新に必要な車検証やステッカーなどの書類手続きについては、車検に必要な法定点検・整備などを完了させてから、運輸支局(陸運局や陸事と呼ばれる事もあります)で手続きを行います。

車検を受ける際に、本来であれば運輸支局へ持ち込んで行う検査を自社で代わりに行える指定工場の資格を取得するには、十分な知識を持った整備士と、車検検査を行うための設備を備えていなければなりません。
つまり、指定工場は一定以上の基準をクリアーしている整備工場とも言えます。

この他にも、車検にかかる時間が長い整備工場の場合、本来の車検整備以外のサービスを車検時に一緒に実施していることが多いようです。
代表的なものとして「洗車」があります。
洗車は嬉しいサービスではありますが、その分余計に時間やお金がかかります。
もちろん、洗車をしなくても車検は通りますし、業者によっては洗車の手間賃が車検費用に含まれているケースもあります。

車検にかかる時間の目安

ここでは、車検にかかる時間別に車検業者を大きく3つに分類してご説明します。
それぞれ特徴がありますので、大まかな流れも含みお伝えします。
車検を受ける先を選ぶ際に参考にしてください。

1時間で終わる車検

立会い型車検と呼ばれることが多く、比較的新しいタイプの車検です。
受付から、引き渡しまで約1時間で車検が終了します。
1時間という限られた時間内でスピーディーに車検を終わらせるために、様々な工夫がなされています。

まず、当日ではなく事前に予約が必要となる場合がほとんどです。
予約が必要なこともあり、早めに予約をすると車検の料金が安くなるところもあり、お得になります。
お客様の車の状態をお預かりしたその場で整備士が確認し、見積りを作成しお客様に整備の必要カ所をお伝えします。
その場で見積りを参考に店舗スタッフとお客様が相談しながら整備内容を決めるため、お客様にとっては整備内容が分かりやすく納得感があるというメリットがあります。
整備工場側にとっても、改めてお客様に電話で整備内容を説明し、決めていただくなどの手間がかからないため、短時間での車検が可能になります。
1時間で終わるため、不慣れな代車を運転する必要もありません。
この点については、特に女性ユーザーには好評のようです。
オイル交換や、バッテリー交換などの一般的に車検時に行う整備は問題ありませんが「マフラーに穴が開いていて修理が必要など」の重整備が発生した場合は、お車をお預かりして整備を行います。
また、車検を短時間で終わらせるために指定工場の資格を取得しています。
それだけではなく、整備作業を行う人を増やしたり、交換が必要なパーツの在庫を確保するなどの仕組みを導入しています。

カーライフステーションは、この立会い型車検を導入しています。

立会い型車検のポイントまとめ

  • 1時間で終わる
  • 前もって予約が必要
  • その場で見積もり整備個所の説明があるので分かりやすい
  • 代車に乗らなくて良い
  • 重整備が必要な場合は預かりで作業を行う
  • 指定工場の資格を取得
  • 短時間で終わらせる仕組みを導入

1日で終わる車検

1日車検と呼ばれることが多い車検です。
1日車検では、全国的にFC展開をしているコバックが有名ですね。
他にも、ディーラーさんや、カー用品店、一般の指定工場でも導入している会社もあります。

1日車検は、朝お車をお預かりして、夕方お返しするのが一般的です。
そのため、立会い型車検と同じように、前もって予約が必要となることがほとんどです。
1日に2回整備工場へ行く必要があるので、自宅から近い場所にあると便利ですね。
遠い場合は、別の車と2台で行くか、あるいは代車を借りる必要がでてきます。
お預かりする際に、リフトアップしないで確認できる箇所については、簡単に整備士が一緒に確認して説明します。
その後、改めて車をリフトアップして点検し、不具合箇所があったらお客様に電話で連絡し、整備内容を説明して整備内容を決めてもらいます。

1日車検の場合も、指定工場の資格を取得し1日で車検を終わらせるための仕組みを導入しています。
また、修理が必要な重整備が発生した場合は、お預かりして整備を行います。

1日車検のポイントのまとめ

  • 朝預けて夕方引取り
  • 前もって予約が必要
  • 自宅から遠いと代車が必要
  • 預り時に簡易的に整備個所を説明し、改めて電話で整備個所を説明
  • 重整備が必要な場合は預かりで作業を行う
  • 指定工場の資格を取得
  • 1日で終わらせる仕組みを導入

2~3日で終わる車検

圧倒的に多いのが、このタイプの車検です。
車を何日か預かるので「預かり車検」と呼ばれることが多いようです。

自社で必要な整備を済ませてから、運輸支局への持ち込み検査を行う認証工場は、原則このタイプの車検になります。
また、指定工場であっても、1~2日程度預かって車検を行う整備工場は意外と多くあります。

預り車検の場合、車検のために数日間車を預けなくてはならないため、通勤などで日常的に車を使っている方は代車が必要になります。
代車については、整備工場によって対応が異なり、無料で提供してくれる整備工場がありますが、有料としている整備工場もあります。
この場合、本来の車検以外に余計に支払う費用が発生してしまいます。

整備内容についての説明は、基本的には電話となります。
そのため、整備内容が伝わりにくく自分で判断するのが難しいという問題点も。
さらに、整備工場側からしても、お客様との連絡がなかなかつかずに、整備内容が決められずに作業がストップすることもあります。
交換部品についてもあまり在庫はせずに、電話で整備個所の確認が取れてから交換が必要な部品を発注する整備工場もあり、その場合、部品が到着するまで作業が止まります。
輸入車など、部品の調達に日数がかかる車種をメインにしている整備工場は、預かり車検となるケースが多いようです。

預り車検は時間がかる分、しっかり見てくれているイメージがありますが、このように作業時間以外の効率の悪さも時間がかかる大きな要因になっています。
もちろん、預り車検を行っている整備工場も、車検については国が決めている基準をクリアーしているので、安全にかかわる整備品質が劣っている訳ではありません。

預り車検のポイントのまとめ

  • 認証工場が多い
  • 運輸支局へ車を持ち込んで検査が必要
  • 代車が必要とな場合有料となる整備工場もある
  • 整備個所の説明は電話となるので分かりにくい

 

車検価格の目安

車検にかかる時間ごとに分けると、このように大きく3つ種類に分類されます。

  • 1時間で終わる「立会い車検」
  • 朝預かり夕方返しの「1日車検」
  • 何日か預かる「預かり車検」

実は、車検の価格(最低かかる車検基本費用)の相場は、一般的に車検にかかる時間が長くなるほど高くなる傾向があります。
安全を確保した上で、車検にかかる時間を短くするためには、効率化が必須となります。
FCに加入している整備工場も多く、そのため車検にかかる時間が短い整備工場の方が低料金での提供が可能となるようです。

 

車検が終わってからの対応は大丈夫?

立会い型車検や1日車検を提供している業者の中には、車検を専門としていてメンテナンスについては積極的に行わない業者もあるようです。

新車はもちろんですが、最近は中古車でも故障が少なくなっています。
だから、ついついメンテナンスを疎かにしてしまいがちになる方もいらっしゃいます。
しかし、車は2万点を超える部品で構成されており、走行距離によって消耗する部品や、使用期間によって劣化する部品が相当数あります。

例えば「タイヤ」
タイヤはゴムでできていますので、たくさん走れば消耗して溝がなくなり、長期間使用すれば劣化してひび割れたりします。
これは外観からでも判断ができるため比較的分かりやすいので、自分で気にされている方もいらっしゃるかもしれません。

問題なのは、あまり気にされている方がいない空気圧です。
ほとんどの方が、意識されていないのですが、タイヤは自然に空気が抜けてしまいます。
自転車のタイヤも空気が抜けますよね。
実は、同じように車のタイヤも空気が抜けます。

昔は、ガソリンスタンドに給油に行けば、ついでにタイヤの空気圧をチェックしてくれていましたが、セルフスタンドとなってからは、自分でやらなければならなくなってしまいました。
「やり方が分からない」という理由で、自分では一度もタイヤの空気圧チェックをしたことがない方が大勢いらっしゃるようです。

空気圧が下がれば、タイヤの設置面積が増えるために抵抗が増えるため、燃費が悪くなります。
さらに減りも早くなるし、高速道路などを走行すると、バーストするリスクも増えてしまいます。
バーストまでいかなくても、タイヤの減りが早くなるので、タイヤ交換のサイクルが短くなるデメリットも。

このような状態にならないようにするためには、定期的なメンテナンスが必要になります。

タイヤは一例ですが、定期的にメンテナンスを行えば、トラブルを未然に防ぐことができます。

このようなことを考えると、車検を受ける整備工場を探すときには、車検にかかる時間も重要な要素ですが、車検だけではなく車検後のメンテナンスを合わせて任せられる整備工場を選ぶことをおすすめします。


今回は、車検にかかる時間の目安と時間を短くする方法ついてお伝えしました。
このようなことも知っておくと、インターネットなどで検索して車検工場を探す際に、割引や整備メニューだけではなく「時間」についても検討の目安にしていただけるのではないでしょうか。
今回の記事を参考に、皆さんが安心して車検を任せられる整備工場を探すお手伝いができたら幸いです。