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車検の流れを知っておけば安心!直前であわてないための必要な知識とは?

2021.9.27  車検基本情報 

いろいろと調べて、車検を依頼する整備工場は決まった!
あとは、実際に車検を受ける店舗へ車を持ち込むだけ。
これで、一安心ですね。
でも車検に入庫する前に、当日あわてることのないように、いくつか確認をしておきましょう。
準備をしておかないと、最悪「車検を受けられない!」なんてことも!!

今回は、そんなことにならないように、車検の当日までに準備しておくことを解説していきます。

 

目次

事前に準備しておく必要な書類

車検を受ける際に必要な書類は3つ

  • 車検証
  • 自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)
  • 自動車納税証明書

車検証

車検証とは「自動車検査証」のことです。

車の所有者や使用者の名前や住所。
それと、登録番号や車体番号、排気量、車両重量などの車の情報が記載されています。
これにプラスして、車検満了日(有効期間の満了日)が記載されていますが、車検を受けるとこの車検満了日が更新された新しい車検証が発行されます。

通常は、助手席の前にある「グローブボックス」の中に収納されています。
実際に車検証を確認する機会って、車検の時以外にほぼありませんよね。
しかし、当然グローブボックスに入っていると思って、確認をしないまま整備工場に着いて車検証を出そうと思ったら入って無かった!
なんてこともあります。
こうなると車検を受けることはできなくなってしまいます。
こんなことが起こらないように、事前に車検証がきちんと車に積んであるのかを確認しておきましょう。
車検証は必ず原本が必要で、コピーなどは使えません。

車に車検証が積まれていない場合、多いのが「家に置いてある」というケースです。
例えば、インターネットで自動車保険を申し込む場合に、車検証情報が必要になります。
この時に、車検証を車から降ろして、車に戻し忘れてしまったケース。
あるいは「民間車検場」で車検を受けた場合、車検証とステッカー(車検標章)が後日郵送で届きます。
後から届いた車検証を車に積み忘れてしまったケースなどが考えられます。

車検証は基本的に持ち歩くものではないため、どこかに落として紛失してしまうことはほぼありません。
車検証が車に積まれているかを確認し、もし積まれていなかったら家の中に置いてある可能性が高いので、探してみましょう。

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)

自賠責保険は、強制保険とも呼ばれ、すべての車に加入が義務付けられています。
自賠責保険の加入期間は、必ず車検の有効期間より長い必要があり、車検時には現在加入している自賠責保険の有効期限を確認し、必要な期間を考慮し更新手続きを行います。
自家用乗用車の場合、新車時には37ヵ月間で加入し、車検ごとに24ヵ月間で更新手続きをして行きます。
車検切れで中古車を購入した場合などは、車検を受ける際に25ヵ月間で加入します。

自動車納税証明書

車検は自動車税を納めていなければ受けることができません。
自動車税は、毎年、4月1日時点で車を所有しているユーザーが納めなければならない税金です。
納税通知書は、毎年5月の初旬ごろに届きます。
5月末日までに納めることになっていますが、納税後に発行されるのが、自動車納税証明書になります。

現在、登録車は電子化が進み以下の2つの条件をクリアしていれば、納税証明書の提示を省略することが可能になりました。
自動車税を滞納していない
納税から3週間以上経過している

このような条件をクリアーしていれば納税証明書の提示は不要ですが、確認が取れるまでに一定の期間が必要となります。
5月や6月に車検を受ける方は、納税のタイミングによっては納税証明書の提示が必要となるのでご注意ください。

また、軽自動車の場合は必ず納税証明書の提示が必要となります。

現在、キャッシュレス化が進み、クレジットカードや口座振替、○○ペイなどでも納税が可能になりました。
しかし、キャッシュレスでの納税の場合は、納税が確認できるまで一定の期間がかかります。
必ず納税証明書の提示が必要な軽自動車の場合は、納税の確認後に証明書が発行されますが、自宅に届くまでにはかなりの期間が必要になるようです。
キャッシュレス決済は便利ですが、納税証明書が手元に届くまで期間がかかりますので、5月や6月に車検を受けられる方はご注意ください。
また、キャッシュレスで支払う場合は手数料がかかる場合もあるので、事前に、各自治体のホームページで確認してください。

この他に、整備工場によっては認印が必要となる場合があります。

車検にかかる費用の目安は?

車検料金はその場での清算するのが一般的です。
では、いったいいくら用意しておけばよいのでしょうか?

車検費用は大きく分けて3つに分類できます。

  • 法定費用
  • 車検基本料金
  • 追加整備費用

法定費用

法定費用に含まれるのは

  • 動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 印紙代

になります。
これは、整備工場の売り上げではなく、国や保険会社へ納める費用なので、基本的にはどこで車検を受けても変わりません。
※ 印紙代については、認証工場と民間車検工場、OSS導入民間車検工場では、数百円の違いがあります。
整備工場の売り上げではないため、一般的にはクレジットカードでの支払いができません。
カーライフステーションでは、お客様の利便性向上のため2021年4月5日より、VISAとMASTERカードであれば、法定費用のお支払いもできるようになりました。

車検検査費用

車検を通すための基本整備費用ですが、整備工場ごとに名称に違いがあるため、少し注意が必要です。
認証工場や民間車検工場では、法定点検費用も含んだ金額で設定されているのが一般的です。
価格だけで選ぶと、法定点検費用が含まれていない場合があるので注意してください。
この金額は整備工場ごとに違うので、車検を受ける工場を調べる際には、この金額を目安に比較すると安い整備工場を見つけられます。
また、早期に予約をすると値引きになったりする特典もありますので、早めに調べて車検を受ける先を決めるのがお勧めです。
車検検査費用は、予約した時点で確定するので、事前にいくら必要なのかを知ることができます。

追加整備費用

追加整備費用は、整備や部品交換が必要となった場合にかかる費用です。
車の年式や走行距離、使い方などで、同じ車でも追加整備が必要になる箇所は変わってくるため、実際に車を点検してみないと、正確な金額は分かりません。
例えば、タイヤが減っていたり、ブレーキバットが減っていた場合、その減り具合にもよりますが、交換をしなければ車検を通すことができない場合があります。
この場合には追加整備費用が発生します。
また、エンジンのオイル交換や、エアコンクリーンフィルターの交換など、車検を通すだけであればやらなくても良いですが、車検の時に一緒にやっておいた方が良いものなどもあります。
バッテリーが弱っていた場合なども、車検時に一緒に交換するのがおすすめです。
この場合にも、車検時に一緒に作業を行なえば追加整備費用が発生します。

このように、追加整備費用については、事前に一概にいくら必要になるのか、具体的な金額を正確に知ることはできません。
しかし、一般的に車検費用は後払いができませんので、クレジットカードを準備しておくのがお勧めです。

 

車検にかかる時間は?

車検にかかる時間は、車検を受ける整備工場によってまったく違います。
目安としては大きく分けて3つに分類できます。

  • 立会い型車検 ⇒ 約1時間
  • 1日車検 ⇒ 朝預けて夕方返却
  • 預り車検 ⇒ 2~3日間

車検の検査項目は、国が決めているので、どこの整備工場でも一緒です。
合格基準も定められていますので、時間が早いからといって、手抜きをしている訳ではありませんのでご安心ください。

立会い型車検や1日車検を提供している整備工場は、車検を早く終わらせるための仕組みを導入して、短時間での車検の提供を可能にしています。
中には、FCチェーンに加入している整備工場もあります。
最近では、一部のディーラーさんでも提供を始めました。

車検選びの重要なポイントになりますので、検索をして調べる場合には車検にかかる時間は要チェック項目です。

車検にかかる時間によって、まったくスケジュールが変わってくると思いますので、ご自身が受ける車検がどのタイプになるのか?
事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

 

車検の前に車の状態もチェック!

車検を受けに整備工場に行ったら「○○だと車検が通りません」と、整備工場で言われて困ったことはありませんか?
けっして整備工場の人も、意地悪で言っているわけではありません。
車検に合格するための基準は決まっています。
今のままでは車検を通すことが出来ないので、部品交換やついているパーツを外すなどの必要がある場合に「○○だと車検が通りません」となります。
でも、いきなり言われると驚きますよね。
そうならないように、自分では見逃してしまいがちな「車検が通らない」と言われる事例をお伝えしておきます。
事前に自分の車をチェックしてみましょう。
特に、中古車を購入して、初めて車検を受ける時には要注意。
購入時に付いていたパーツが車検に通らない物の可能性もあります。

ブレーキランプやウィンカーの色、カバーの割れやヒビ

純正品以外の物に変えられていると、色が変わってしまい、車検に通らないことがあります。
また、割れていたり、ヒビが入っていた場合には、部品交換が必要となります。

フロントガラスのキズ

飛び石などで、フロントガラスにヒビが入ってしまうことがありますが、大きなヒビは車検に通りません。
小さなヒビや、ヒビまでいかないキズの状態でも要注意です。
ガラスの修理には、自動車保険が使える場合もありますので、保険会社へ相談してみてください。

カーテンの設置

最近、車中泊が流行っているのもあり、カーテンを付けている車が増えています。
カーテンを付けること自体は禁止されていませんが、運転席や助手席へ取り付けた場合は、ほぼ車検には通りません。
カーテンを販売している一部のカー用品店などでは通ることもあるようですが、原則は通らないと考えておく方が無難です。
運転席や助手席にカーテンを装着している場合は、取り外してから整備工場へ持ち込みましょう。

タイヤのヒビ割れ

タイヤの溝が減っていた場合は、自分で見た時にも比較的すぐ分かるので判断がしやすいですが、ヒビ割れについては、見落としてしまう方が多いようです。
普段、あまり車に乗る機会がなく、走行距離が短い車の場合タイヤの溝はなかなか減りません。
しかし、タイヤはゴム製なので、年数が経過すると経年劣化でヒビ割れを起こしてしまいます。
タイヤは、溝が減っている場合だけではなく、ヒビ割れが起きていても車検には通りません。
普段、あまり車に乗らない方は、タイヤの側面もチェックしてみてください。

 

当日の車検の流れ

車検を受ける整備工場によって、若干違いはありますが、概ね1~7の順番で進みます。

  1. 受付&持ち物確認
  2. 整備方針の確認
  3. 法定点検の実施&追加整備個所決定
  4. 部品手配&整備実施
  5. 完成検査
  6. お支払い
  7. 引き渡し

多くの整備工場では、事前に来店する時間を予約することになっています。
特に、1時間の立会い車検や1日車検の場合は、予約前提での仕組みなので、時間に遅れないようにしましょう。

受付&持ち物確認

整備工場に着いたら受付をし、まずは持ち物の確認をします。
車検証
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険証明書)
自動車納税証明書
の3点です。

整備方針の確認

その後、お客様から車の調子や整備の要望をヒアリングして、整備の大まかな内容を決めて行きます。
1時間の立会い車検や1日車検の場合は、実際に車を点検してから行います。

法定点検の実施&追加整備個所確認

整備士が車の法定点検をし、部品交換が必要な個所や整備が必要な個所を調べて行きます。
この工程で見積りを作り、実際に車検時に部品交換や整備が必要なのか?が正確に分かります。
この内容をもとに、追加整備の内容を決めます。
1時間の立会い車検の場合は、その場で整備フロントや整備士と直接相談しながら追加整備の内容を決められます。
その他の車検の場合は、電話での説明となります。

部品手配&整備実施

追加整備の内容が決まれば、それに従い部品の手配を行ったり、整備の作業を行います。
1時間の立会い車検や1日車検の場合は、基本的な交換部品を予め在庫しているので、そのまま作業に入ります。

完成検査

必要な整備が終わったら、車検の検査ラインを通して、検査員が必要な項目をチェックし完成検査を行います。
民間車検工場の場合、自社で検査ラインを完備しているので、その場で行えますが、認証工場の場合は、運輸支局へ持ち込んで検査を行います。
完成検査に合格すると、車検が終了になります。
民間車検工場の場合は、車検証と車検ステッカーは後日郵送で送られてきます。

お支払い

法定費用+車検基本料金+追加整備費用をお支払いしてください。
整備工場によっては、最後にまとめてではなく、最初に法定費用だけ支払う場合もあります。
支払い方法は、法定費用については「現金」
その他の費用については「クレジットカード」でのお支払いというのが一般的です。
※ カーライフステーションでは、VISAとMASTER限定ですが全額クレジットカードでのお支払いが可能になりました。

引き渡し

今回の車検整備内容の確認や、今後のメンテナンスについて改めて確認します。
車検証が届くまでの保安適合証をフロントガラスに貼り、整備記録簿と新しい自賠責保険をお渡しします。
これで、車検当日の流れは終了となります。
1時間の立会い車検の場合は、時間がかかる大きな整備や、部品発注がなければ、ここまでがすべて1時間で終了します。
待っている間は、フリードリンクなどのサービスがご利用いただける整備工場が多いようです。

実際に車検を受けられる整備工場によって、かかる時間や日数の違いはありますが
当日の車検の流れは、このような感じになります。
※ 車検の代行をするユーザー車検の代行業者は、まったく異なるので、今回はご紹介していません。

 


いかがでしたでしょうか?
車検の流れを把握して知識を身につけ、しっかりと準備しておけば、当日に慌てることはなくなります。
余裕を持って十分な下調べをして、信頼のおける整備工場を選び、しっかりと準備をし納得の行く車検を受けて下さい。